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プロフィール |
コメント数 |
2162 |
性別 |
男性 |
年齢 |
57歳 |
自己紹介 |
実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます
評価:8点以上は特別な映画で 全て10点付けてもいいくらい 映画を観て損をしたと思ったことはないので 酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです
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●今週のレビュー 「」
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1. 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)
ネオレアリズモとメロドラマとフィルムノワールの融合。この題材、このストーリーを相反すると言っても過言ではないネオレアリズモの手法で演出しているということが凄い。男と女のそれぞれの人生の分岐点がわかりやすく提示され、皮肉に満ちた人生の哀愁が見事に描かれる。男は愛と自由を天秤にかけ、女は愛と生活を天秤にかける。こう書いちゃうとものすごく普遍性に満ちてるなぁ。正当なカタチから外れた愛(不倫)はひたすら破滅へと向かう。男を愛ではなく自由へと誘う道化師にホモセクシャルな雰囲気を与えているのがいかにもビスコンティらしい。長編処女作にしてベテラン監督のような余裕まで感じさせる。殺しの相談をしているのだろうと思われるシーンがリアルすぎて怖い![CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-28 19:37:45)
2. 揺れる大地
ヴィスコンティを語るとき、「救いがない」とか「滅びの美学」なんて言葉を聞くが、初期の頃から「滅び」に関してはお好みの題材のようだ。「人間」を描くということは「滅び」を描くということなのでしょう。この作品では家族が崩壊していく。しかし、そこには「美」は無い。運命的に崩壊するでも劇的に崩壊するでもなく、普通に崩壊していく。ソレが怖い。その背景にはシチリアの持つ経済の矛盾があり、その状況もしっかりと描いているが、人間の弱さをことさらに描いているように感じる。出る杭は打たれるというか、今ある世界に順応してしまったら簡単には抜け出せないという「イジメ」問題にも共通する人間の弱さを。そしてこの作品は一つのシーンに余韻がたっぷりとある。もう映すべきところは終わっているのにしばらく映し続ける。ココにリアリズムを感じます。この作品が素晴らしいということについては全く異論はございませんし、あろうはずもありませんが、結果として平均点を下げてしまっている私をどうぞお許し下さい。↓のお二人のパーフェクトレビューの後はキツイっす。7点(2004-05-18 11:34:42)(良:1票)
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