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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 雪夫人絵図 意気地のない女に煮え切らぬ男、いらいらとした展開に見るのをしばらく中断していた映画。包丁を振り回すあたりからいくらかおもしろくなったが・・・。木暮実千代や久我美子など女性の描き方に定評がある溝口監督だが、私にはあまり好みではなかった。威張り散らしていたお殿様が終盤哀れな姿を見せるのと忠義に思えた山村聡のしたたかさが印象に残った。[DVD(邦画)] 6点(2014-07-16 06:49:57) 2. 夕やけ雲 人間関係や心情を切々と表現することの多い木下恵介監督らしい作品。77分と短い映画の中に、家族や友との別れや青春の思い出を描く秀作。妹の和枝が叔父さんに引き取られていく場面は思わず涙ぐんでしまった。なお主人公の洋一と遠メガネの少女は、あの「野菊の如き君なりき」のふたりである。[DVD(邦画)] 8点(2013-08-28 06:04:42) 3. 雪の渡り鳥(1957) 長谷川伸の有名な戯曲「雪の渡り鳥」の映画化。三波春夫の歌は知っていても映画は見たことがなかった。浪花節調のヤクザ渡世映画だけど、映像はまずまず。戦前は阪東妻三郎主演の映画もあったとか。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-28 21:19:33) 4. 遊星よりの物体X 《ネタバレ》 高い数値の放射能が計測されても対策はゼロ、この頃の米国は原爆投下を行っておきながら、放射能の知識はなかったのだろうか。SF映画なのにそのほかも科学的にえっ?と思うことばかりでお粗末すぎる。きわめつけは、異星人だ、植物だ、物体Xだと大騒ぎしながらも、格好は人間とまったく同じ。フランケンシュタインやキングコングがまだまし。 昔の映画だからかもしれないが、緊張感感じられない。[DVD(字幕)] 3点(2012-09-27 02:19:58) 5. 雪国(1957) 岩下志麻の駒子を先に見ていたので、この映画の岸恵子には最初違和感があった。しかし改めて見てみると、今度は岸恵子の駒子に慣れてしまって、岩下志麻の駒子の方が思い出せなくなってしまった。要するにそれぞれの駒子がすばらしく、それに引き込まれてしまうということなのか。おかげで川端康成の「雪国」のストーリーがよくわかるようになったと思う。 岸恵子の駒子はすごく感情表現の幅が大きいと思う。時には歓び時には泣く、時には甘え時には怒る、駒子という女性はこんなにも愛が深く情熱的だったのか、改めて思う。 [DVD(邦画)] 8点(2012-08-24 21:45:36)《改行有》 6. 雪之丞変化(1959) たくさん見た時代劇の中で、この「雪之丞変化」はよく覚えている。美空ひばりも見たが「雪之丞変化」はやはり大川橋蔵だろう。のちに銭形平次で活躍した彼が泥棒というのもおもしろい。淡島さんの気っぷの良さもいい。 ところで進藤さんは昔から悪役ばかりだったのだなあ。それに大川恵子さんと言えばいつもお姫様だし・・・。[映画館(邦画)] 7点(2011-11-27 23:01:20)《改行有》
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