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プロフィール |
コメント数 |
1907 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
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1. 遊星からの物体X
原作を忠実に再現しつつも、登場キャラの設定を映画用に変更。人数を減らしたことが功を奏し、見応えのある内容のSFホラーに仕上がっている。
どうしても宇宙生物のSFX部分にばかり目がいってしまうが、閉塞的な場所での隊員たちの描写が凄まじい緊張感とスリルを与え、クリーチャーのシーンなどなくても、心理サスペンスとして十分に完成されていた。意味深なラストもいい。
ラス前の子供が喜びそうなシーンは余計ながらも、シナリオと演出が秀逸と思わせてくれる作品。[ビデオ(字幕)] 9点(2013-01-02 11:09:17)《改行有》
2. 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981)
純粋なサスペンス作品ではなくて、男の女の情欲の深さを描いた、
あくまでラブストーリーに重きを置いた内容。冒頭からの展開が異様に早い。
とにかく主演二人のキャラが強烈で、おかげで本来なら皮肉という形で終わるはずのラストが
全く物足りないものとなってしまった。配役に関してはこれはこれでいいと思うのだが、
ストーリーとのバランスが悪く、ちょっと評価が難しい作品。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-18 22:49:49)《改行有》
3. ゆきゆきて、神軍
当時の前線での悲惨な戦争体験は、文献などで随分と知識を仕入れてきたが、
関係者たちの話を生の映像で見ると、さすがに大きなショックを受ける。
中盤からは、戦争責任を追及し続ける奥崎の過激なキャラが、徐々にヒートアップし暴走。
「真実を語ることが、多くの人に戦争の愚かさを知らしめる」
という一番重要なテーマが虚しく聞こえてしまう。
単なる映画作品として観るなら面白いのだが、そもそも制作者側も奥崎のキャラありきで
この映画を作ったふしがある。そういった意味合いも含め、ドキュメント映画自体の数が少なく、
出来がいいのか悪いのか評価がし難い作品なのだが、とにかくインパクトだけは凄まじく強烈だった。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-11 15:35:57)《改行有》
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