|
1. ユージュアル・サスペクツ
ストーリーの巧妙さにあぐらをかいてタラタラと見せることなく、カットや編集にさまざまな工夫を施し、最後まで「カイザー・ソゼとは何者?」という気持ちを見る側に増幅させているところを評価したい。話のほとんどがヴァーバルの回想であることから、これをウソだと仮定してかかればオチはわかってしまうが、その「大悪人」カイザー・ソゼは最後にどうなるんだ?という楽しみも同時に残されており、オチがわかっていても楽しめる点は秀逸であると思う。8点(2004-02-22 01:04:53)
2. ゆきゆきて、神軍
ちょうどこの映画の撮影されている頃に、「コミック雑誌なんかいらない」も取られていたのでは。「カメラ入ってる?」とか「音出てる?」なんかは、現実のキナメリが存在しているかのようだ。戦友の母親と対面するシーンは泣ける。そして充填されたパワーがカメラに向けてほとばしる!8点(2003-12-21 21:35:16)
3. 夢(1990)
桃畑や狐の嫁入りなど、せっかく映画史に残るであろう映像美を見せながら、夢のいくつかにベタなメッセージ性を感じずにはいられず、しかもそれを言葉で説明してしまっているのが残念でした。黒澤監督の冗長さについては、ピーターの前歴があるわけですが、細やかな計算をもってしてもどうしても出てしまう彼の癖なのでしょうか。最後の葬式は、映像だけで喜びを表現して欲しかった。笠さんの表情で十分伝わったはずです。赤富士と鬼は続いている夢であるべきです。7点(2003-12-18 03:08:56)
0 | 1 | 0.71% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 1 | 0.71% |
|
3 | 2 | 1.42% |
|
4 | 8 | 5.67% |
|
5 | 22 | 15.60% |
|
6 | 24 | 17.02% |
|
7 | 22 | 15.60% |
|
8 | 29 | 20.57% |
|
9 | 21 | 14.89% |
|
10 | 11 | 7.80% |
|
|
|