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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 妖怪大戦争(2005) 前半はCGの多用にちょっとヘキエキしつつもなかなか楽しい妖怪映画だなーと思いながら観ていたのですが、後半から爆走三池ワールド、というか悪ノリ、というか、あの大量のワッショイワッショイな妖怪たちには笑うほかはないって感じですね。それに皆さんご指摘の川姫の太ももにはワタクシもヤラれてしまいました。きっと小さなお友達の中にもあの太股はしっかりと記憶されたことでしょう(笑)。ちなみに本当に妖怪は存在します。僕は、事前にトイレに行っていたにもかかわらずこの映画を観てる最中猛烈な尿意に襲われ、しかも上映終了後トイレに向かう途中で「右のわきの下がつる」という生まれて初めての体験をしました。あれはきっと妖怪「三十過ぎの男におもらしさせ」の仕業だと確信しております(もらさなかったよ、言っとくけど)。[映画館(字幕)] 6点(2005-08-12 16:38:48) 2. 夜を賭けて 昭和三十年代、旧日本軍の軍事物資を掘り起こし、それを闇で売ることで生活の糧を得ていた在日朝鮮人の一団、通称「アパッチ」。井筒監督の「ガキ帝国」でもチラッと出てくるこのアパッチが実在していたということを知ったのはこの映画を通じてでした。【木戸満】さんの仰るように、やはり監督を始め多くの在日朝鮮人スタッフが関わっていたからこそ、当時の在日朝鮮人の良い所も悪い所も愛情を持って描けたのだと思います。ほんの少し前まで、在日朝鮮人に関する事柄が一種のタブーというか、「腫れ物」のような扱いだったことを考えると、この作品や「GO」のような映画が作られることは意義のあることだと思います。それにしても山本太郎をはじめ、濃ゆ~い役者たちが濃ゆ~い芝居してて、いいなあ。特に六平直政や山本純大がギラギラしててかっちょ良い。それに仁科貴も、父親(川谷拓三)に負けず劣らぬ味と愛嬌があります。早く本格復帰してちょーよ。7点(2004-10-12 18:58:04) 3. 酔っぱらった馬の時間 こういう、美しく凛とした人間の尊厳を見せ付けられた作品に関しては、うまく言葉が出ないです。どんなに貧しく生活が悲惨であろうとも、あの家族には「気高さ」がある、と思う。8点(2004-09-05 21:27:09)(良:2票) 4. 黄泉がえり 前半、亡くなった人達が黄泉がえる所がSF的観点からするとちょっとぎこちない感じがして、いまいち気持ちが乗り切れませんでした。んでも後半の物語が盛り上がるあたりでは(ちょっと無理やり感動させられてる気はしたけど)正直ぐぐっときました。愛する人の死をどう捉え、どう乗り越えていくかというテーマはある意味普遍的だし、もうちょっとなにかあれば、素晴らしい作品になった気もするんですけどねえ。ガンバレ、日本映画!<2004.1.8追記>こないだ何かで見たのですが、この作品なんと30億円のヒットを記録し、ビデオレンタル率も高いそうです。こういう事を聞くと、きっと心ある映画ファンの方々の中には「まったく・・・」と思う方もいらっしゃるでしょう。僕も(あ、別に僕は「心あるファン」ではありませんが)少し前なら 同様に感じたと思うのですが、今はこのヒットを素直に祝福したいと思います。なぜならこれで塩田明彦監督も業界での仕事がやりやすくなって次回作に期待できると思うからです。ハリウッドなどでも心ある俳優・監督が自分が本当にやりたい作品を作る為に、確実なヒット作品に関わって知名度を上げたりする事があるようですし(と、ジョン・キューザックが言ってました)、やはり映画も一つの商売である以上、自分のやりたい事だけでなく、時には悪魔に魂を売る、というと大袈裟ですが、仕事を選ぶ上でのある程度の「戦略」が必要なのではないでしょうか。そういう意味で本作は塩田明彦監督のステップアップのための「必要悪」であると解釈しています。6点(2003-05-29 15:14:27)
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