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プロフィール |
コメント数 |
31 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://ouiaojg8.blog56.fc2.com/ |
自己紹介 |
某光学メーカーの宣伝部に所属 通勤の地下鉄の中で、ポータブルDVDプレイヤーで映画鑑賞し、モバイルPCでレビューを作成。全てを通勤の地下鉄内で実施しております 。
在学中に制作した 「LAST FESTA」 という名の8mm映画が ’84 ぴあ・フィルム・フェスティバルに入選。 映像作家を夢見て 3年ほど映像の現場に、根性無しの性根が露呈して途中断念。 方向転換して レディースファッションの宣伝部に、その後、専門学校の広報部に、そして今、光学メーカーの宣伝部におります。
1000文字の限度内ではではどうしても、映画に対する思いを伝えにくく、こちらには一言感想のみに控えさせていただきます。
↓ 正式HPはこちら、長文の完成版はこちらにあります。どうぞお立ち寄り下さいませ!
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1. 妖星ゴラス
《ネタバレ》 「恐怖の大王」が降ってきた!!。■
そんな時、ハリウッドでは「大王」をコッパ微塵とすることに終始し、
我が東宝映画陣は巨大な噴射口をおったてて、地球を避難させてしまった!。
なんて東洋的な発想と西洋的な発想の衝突なんだろうか。
このギャップを東洋医学と西洋医学の違いに投影して考察するとおもしろいと思った。
「恐怖の大王」という病巣が体内に巣食った時、西洋医学は摘出手術や薬物療法という
形で治癒を目指す。その行為は病巣への攻撃となる。
一方、東宝陣が施こした東洋医学的処置は鍼灸や漢方など患者の自己免疫力を高めて
病巣というマイナス要素からの悪影響を減少することにある。それは自己変革による解決を意味する。
「自己」と「敵」という存在がある場合、西洋は「敵への一方的な攻撃」をしかけ、東洋は「自己変革による敵との共存」をめざしているように思える。この問題解決コンセプトの違いこそが「アルマゲドン」「ディープインパクト」のハリウッド的思考と我が「妖星ゴラス」による東宝・東洋的思考の違いであるのだ。
そこには敗戦を経験し、東京裁判を経験し、アメリカからの日本国憲法を遵守し、民主
主義、資本主義の洗礼の中、自己変革をなしてナンバー2までのし上がった日本の歴史
があり、一方、目の上のたんこぶをことごとく攻撃し、自国の権力を増大させていった
国の歴史感がでーんと横たわっているのです。ハリウッドは敵から逃げることをけっし
て良しとしない。共産主義からも、テロ国家からも、勿論、異星人からの攻撃にも、大
統領が戦闘機に乗って攻撃を仕掛けるぐらいなのですから。
自分らが内的変貌を遂げて局面をヤリ過ごすという屈辱的な危機管理は到底受け入れられないのです。でも僕ら日本人という歴史を持った者(少なくともワタクシ)は、南極に巨大な噴火口を作って「大王」をヤリ過ごす地道で途方もない努力に、どうしょうもなくロマンを感じてしまうのです。神道を基本とし、大陸からの仏教を受け入れ、キリスト的文化も受け入れ、民主主義・資本主義を取り入れ、その折々での自己の最適化を柔軟になしえてきた血がどうしようもなく騒ぐのです。
ストレートな差障り要因への攻撃という陽なエネルギーよりも、南極に大規模土木工事をやり遂げる忍耐力をワタクシは断固支持致します!
[DVD(字幕)] 8点(2005-06-09 22:38:35)(笑:1票) (良:3票) 《改行有》
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