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1. 4人の食卓
とにもかくにも、チョン・ジヒョン1年半ぶりの新作だ。どうせ彼女が出ていなかったら決して観ないであろう映画である。だからあえて、彼女についての事しか書かない。
自分が映画の魅力に取り憑かれ、毎週のように映画館に通い、そしてこのサイトでレビューを書くようになったのも、全ては『猟奇的な彼女』がきっかけである。
つまるところチョン・ジヒョンは自分の映画人生にとっての母であり、憧れであり、女神である。
全韓国人にジェラシーを感じるぐらい『猟奇~』の彼女に夢中になったし、小さな日本海を飛び越えていくぐらいチョン・ジヒョンという女優に期待している。もし魔法のランプが手に入ったとしたら、真っ先に”チョン・ジヒョンに殴られたい”と願うぐらいだ。
そして韓国の公開から長い間待たされ、やっと、やっとのことで公開された『4人の食卓』である。
様々なインタビューで彼女は「前作のイメージを変えたかった」と答えている。前作のイメージが余りにも強烈だったから、舞い込む役も同じようなものばかりだったのだろう。確かに彼女を”ラブコメ女王”という狭いネームに収めてしまうのは勿体ないし、それに同じような役を続けても『猟奇~』を超す事は出来ないと思う。
と観る前に思っていたが、実際に観て衝撃、予想以上のイメージチェンジである。
髪の毛は少し垂れ、目にはくまがあり、頬は少しやつれ、ボソボソと小さな声で喋る・・・。
明らかに『イルマーレ』の都会的でカッコいい役ではないし、もちろん『猟奇的な彼女』でもない。
チェンジどころか、そのベクトルが180度ひっくり返っているではないか!
観ているこっちは『レクイエム・フォー・ドリーム』の鬱病版のような映画にうんざりしてくるが、それだけ彼女が見事に演じているということだろう。
チョン・ジヒョンが自らの思惑通りに、”キュートなラブコメ女王”から”実力派女優”に可能性を広げたことは間違いない。アッパレ。
映画自体は長くて退屈なものだったが、彼女の映画には7点未満はつけないことにしているので。7点(2004-06-13 20:32:21)(良:1票) 《改行有》
2. 用心棒
刀1本腰に差し、どこへ行くかは気分次第。剣の腕は滅法強く、悪いやつらを叩っ斬る。う~ん、カッコイイゼっ! 「とにかく面白い映画をつくる」という黒澤監督の心意気が素晴らしい。そうだよ、娯楽映画はこういもんだよ。説明くさい台詞が一切無いのに、いつの間にか宿場の情勢が頭に入ってしまう導入部から一気に魅せてくれる。そして「あばよ」と言い残し、肩をクイッと去っていくのだ。こんなに面白い映画は日本人として誇りっ!9点(2003-10-13 11:41:41)(良:1票)
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6 | 80 | 17.74% |
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7 | 132 | 29.27% |
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8 | 115 | 25.50% |
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