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プロフィール
コメント数 487
性別 男性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  4ヶ月、3週と2日 《ネタバレ》 時代背景がわからず、鑑賞後に当時のルーマニアの情勢を調べて初めて納得する部分が多かった。 チャウシェスク独裁政権下では労働力増強のために中絶どころか避妊まで禁止されていたそうで、恋人との口論の下りで違和感を持ったのだけれども、あれはつまり排卵日を計る以外、ろくに避妊方法がなかったのですね(ちなみにこの政策は元首夫人のエレナによるもの。皮肉なことに、女性による政策なのです。夫以上の暴君だったよう)。また避妊具の禁止と注射器不足から西欧国中最悪のHIV蔓延を招いた史実もあり、そうすると手術間際の「注射するの?」という不安げな台詞にも含みがあったのだろう。 夜の市街地がやホテルが暗いのも、電力すら満足でない国の経済状況を表す描写。生活物資にも事欠き、街には野犬が往行する。女性の出産を奨励する一方で国民の生活は極端に貧しく、一万人近くのストリート・チルドレン(通称「チャウシェスクの子ども達」)を生み出す結果となる。そして彼らを待ち受けていたのは貧困、児童買春、薬物中毒とHIVといった、あまりにも悲惨な運命。ヨーロッパ中から子どもの性を買うための観光客が集まっていたこの国が、本格的な孤児救済に取り組むのは21世紀になってから。 主人公が「工学部」に所属することが何度か言及されているが、これは「化学」に並んで政府が最も奨励した産業。初めて会ったときにベベがオティリアの身分を知り「都会で働けるな」と呟いたのはつまり、将来安泰のエリートであるということ。片やベベは老いた母を抱え、危険な違法行為に手を染めなければ生活できない身。もちろんベベのオティリアへの仕打ちは決して許されるものではないが、そこには嫉妬からくる歪んだ憎悪があっただろう。母子の場面を挟んだのは、彼が単純な悪人ではなく、ある意味では時代の犠牲者であると示したかったのだろう。 少し注意してみれば、さり気ない描写に史実が織り込まれているのがわかる。これは女性映画であると同時に、たった一日の情景に時代を浮かび上がらせる、優れた歴史映画でもあるのだ。[DVD(字幕)] 8点(2009-05-22 07:12:00)(良:3票) 《改行有》

2.  夜よ、こんにちは わからなかった。他の方のレビューを読むとなるほどと思うけれど、正直な感想としては退屈だった。 鑑賞時に集中力が途切れたせいなのか、主人公の女テロリストの気持ちがほとんど伝わってこなかった。というか、すべての登場人物の気持ちがわからない。また、展開がだらだらしていてメリハリに欠ける。実際の映像が組み込まれているのも不自然で、映画に馴染んでいないように感じた。 最初から最後まで蚊帳の外で、ぼんやりと傍観しているうちに物語が終わってしまったという感じ。[DVD(字幕)] 6点(2007-09-05 02:42:45)《改行有》

3.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 終始抑えた調子で語られる、硬質で重厚なドラマ。 作中に流れる「善き人のためのソナタ」はすごく上手というわけでもないのにとても美しく響いて、よくもこんなうってつけの演奏を取り入れられたものだなと感心した。 人物の心の動きについて説明が不親切だと感じるところもあったけれど、おおむね感情移入してついていくことができた(もっとも、台詞よりも役者の演技で表現しようとしている部分が多く、不親切というのとはちょっと違うかもしれない)。 静かなようでいて飽きさせないスリリングな筋運びのなかに、社会主義国家の息詰まるような空気が巧みに表現されている。今までは子どもの頃に観た「壁」崩壊のニュースの意味がよくわかっていなかったけれど、この映画を観たことで初めてあのニュース映像のなかで飛び跳ねていた人々の気持ちがわかったような気がした。 個人的には最後まで直接対峙することのなかった、ヴィースラーとドライマンの不思議な友情の形に感動させられた。言葉を交わしたこともない相手を影から助け続けたヴィースラーと、あえて顔をあわせずに作品を捧げたドライマン。あっさりとした幕切れが洒落ていて、静かに胸を揺さぶった。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-28 02:38:47)(良:2票) 《改行有》

4.  40歳の童貞男 《ネタバレ》 DVDのパッケージを見た時点で笑えたので、これは期待できると思った。写真一枚で「ザ・童貞」という印象を作れるスティーヴ・カレル。けっしてオーランド・ブルームにはできない(というかやろうともしない)名演技だ。 アメリカのコメディにありがちな大げさで漫画的な笑いではなく、基本的にリアルで、会話の妙やくだらなすぎる小ネタで笑わせる。『アメリカン・パイ』的なギャグもあれば、ウディ・アレンを思わせるウィットもあり。冒頭のトイレのシーン(ぶっちゃけ共感した)からして、センスが良くなければできない笑いだと思う。 最後の展開はありがちだけど、普通に良かった。何がすごいってあのシーンだけスティーヴ・カレルがかっこよく見えるのがすごい。何気に実力派俳優だと思う。 ラストもすごかった。ハッピーエンドなんだけど、いくらなんでもハッピーすぎやしないか、というくらいにハッピーエンドだった。笑うよりむしろ引いた。 強いて難点を上げるなら、ちょっと長いかな? カットしてもいいんじゃないかというエピソードがある。でもコメディとしては充分、面白かった。[DVD(字幕)] 7点(2006-11-22 11:26:17)《改行有》

5.  汚れた血 洒落てはいるが婉曲に過ぎる台詞は理解も共感も及ばないところにあって、最後まで一ミリも心を動かされることはなかった。主人公アレックスの恋する気持ちもまったく伝わってこない。これが現実なら、単に思い込みの強いやつなんじゃないかと疑うくらいだ。でも「愛のないセックスで感染する死病」という魅惑的な設定を用意しておきながら直接物語に関わってくることがなかったのを見る限り、アレックスは純粋そのものだったのだろう。ラストシーンでヒロインが頬についた血を拭わないのは、それが決して汚れた血であるはずがないとわかっていたから。にしても、映像がかっこよすぎる。ゴダールの再来といわれたそうだけど、そんな呼称はカラックスに失礼だろう。おかげで物語はどうでもいいのにこれっぽっちも退屈しなかった。アートという言葉を退屈の言い訳に使う作品は嫌いだ。本来これくらいの吸引力を持っていてこそのアートだろうと思う。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-17 13:20:02)(良:1票)

6.  予告された殺人の記録 これはひどい。原作に対する思い入れが強かっただけに、なおさらひどく感じる。これはガルシア=マルケスの小説とは完全に別物だし、あまりにもレベルの差がありすぎる。きれいな映像なのは認めるが、それだけ。原作では挿話に過ぎなかったエピソードを最後に持ってきて、鮮烈なラストシーンが削除されているのには本当に驚いた。しかも被害者に濡れ衣を着せた女が好きな男とくっついた姿を一種の救いのように描くなんて、いったいどういう神経をしてるんだ? この映画を作った連中は原作のことなんて何も考えていない。文芸ぶっているだけの退屈な作品で、観るだけ時間の無駄だ。3点(2004-07-30 03:14:40)

7.  夜と霧 残酷な映像が力を持つことは確かだけど、映画それ自体はさほど優れているとは思わない。衝撃を与えているのは映画の作り手の力じゃなく、真実の力のほうでしょう。資料としての価値はあっても、映画としてはたいしたことない。踏み込んだ考察があるわけでもなく、編集も普通のドキュメンタリー。内容が内容だから事実の重みに何もいえない雰囲気がありますが、ドキュメンタリー映画としてのできはどうなんでしょうか?5点(2004-02-25 04:31:44)

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