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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  酔っぱらった馬の時間 おそらく車とは縁のない斜面で暮らす少年が、タイヤを密輸で越境させようとするが、タイヤはふるさとの側に転がり落ち、彼と弟とラバが未来の側に越境する、地雷原の広がる未来に。そういう話だ。イランのクルド民族の話だけど、障害者を持つ家族の話でもある。障害者を扱った映画って、いつもだとちょっと構えてしまうところがあるのだが、これはマッスグに入ってきた。生きることが苛酷なのは、ここでは障害者だけではないからか。このラバは姉が嫁入りする引きかえで手に入れたもので、姉の想いの代価になっている。だからラストの越境は、ここで戻ったり死んだりしては姉の想いが無駄になってしまうという後押しがあったからで、兄弟愛姉妹愛がここで一点に結ばれた、そこがいい。包囲する雪の白さの迫力。[映画館(字幕)] 8点(2008-06-03 12:16:28)

2.  4ヶ月、3週と2日 《ネタバレ》 登場人物がひそやかに語ることの緊張がすごい。そこらのドラマだったら怒鳴るようなところも、ぐっとおさえてひそやかに語る。だって外には耳があり、そのさらに外には国家がある。直接国家の恐怖を描いていないにもかかわらず、「そういう国家」に生きていることの緊迫が全編に張りつめている。映画の描写とはこういうものでなくてはならない。なんらの趣向のない長回しが、ためらいや沈黙の息苦しさを記録していく。しかしこれは特殊な国家の物語というだけでなく、女性という性の普遍をも描いている。子どもを産む・産んでしまう可能性を持っている女性が、決定的に不利な社会。堕胎の報酬として身体を要求されるという悪循環がやりきれない。さらにもっと普遍的なテーマとして、何かをやり遂げる達成感の映画でもある。この友だちのイライラさせる造形がよくできていて、おっとりしているというのか、人任せに慣れきっているというのか、見ているこっちもイライラさせるような人。この全然「心から感謝してます」って態度を見せないキャラクターが、主人公の達成感をさらに浮き彫りにしている。いったいどういうところからこういうキャラクターを考えついたのか、とひとまず呆れ、でも私は主人公よりこっちに近い性格だなあ、と反省。[DVD(字幕)] 7点(2008-12-22 12:13:09)

3.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 盗聴することで、西側をも覗いてしまった東ドイツ盗聴官の話。無骨なくらい真面目な良い映画だが、上司の大臣が人格的に下劣なのが、ストーリーの展開上、都合が良すぎるような気もした。たしかに権力が集中すると人格が下劣になるのは必然かもしれないけど、本当に怖いのは、非人道的な使命感が高潔な人格に宿った場合だろう。そういう設定の中で、それでも主人公が自由への方向を選択する、という方が、テーマはより深まったのではないか。岡惚れした女優を権力者の魔手から逃すヒーロー以上の「政治犯」になったから、ラストの一言とともに主人公が浮かべる満足の表情が素晴らしいのだから。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-19 12:25:36)

4.  ヨコハマメリー あぶくのような人たち、っていうと悪口になってしまうのかな、でも都市ってものは、そういうカタギでない人たちによって都市の味わいを与えられている。メリーさんもそうだけど、かつて名物だったホール根岸屋にたむろしていたという元愚連隊のおじいさんがすごくいい。「あそこの客はやくざが半分、刑事が半分だったよ」っていうその根岸屋は、黒澤明の「天国と地獄」でヤクの受け渡しシーンのロケをした店だそう。あの映画の記憶もまざってきて、あぶくのような人たちをも十分抱え込んでいられたかつての混沌とした港町の奥深さが、殺風景な駐車場になってしまった根岸屋の跡地に一瞬感じられた。[DVD(邦画)] 6点(2007-08-05 12:20:57)

5.  夜よ、こんにちは 本筋とはあんまり関係ないとこだけど、老いたパルチザン闘士たちが過去を懐かしみつつ歌った革命歌が、ロシア民謡カチューシャのメロディだったところが嬉しい。映画見てると、違う国では意外な曲が意外な歌われ方をしていることによく出あって、なんかそういうこと知ると嬉しくなる(クリスマスソング「もみの木」を四拍子にすると日本の労働歌になり、韓国映画「シルミド」ではそれが革命歌として歌われてた、とか)。同じメロディからまた新たな性格を発見するヴァリエーションの喜び。この歌、吹きすさぶ嵐に向かってすっくと立ってるような悲壮感に満ちていて、この映画見てしまった後では、カチューシャはもう革命歌にしか聞こえない。[DVD(字幕)] 6点(2007-07-31 12:24:40)

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