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1. 世にも憂鬱なハムレットたち
《ネタバレ》 あっはっは。これは面白い。三谷幸喜の映画みたい。まぁこちらの方が先なんだろうけど・・。寄せ集めの落ちこぼれ俳優たちが、どんどん一つにまとまっていくとこがカッコいい。段々と仲間になっていったとこで、お決まりの美味い話が舞い込んできて、さぁ悩めるハムレットの選択やいかに!演劇人なら一度はこういう芝居を創ってみたいのではないかなぁ。最後は最高の仲間たちとクリスマスを送る。人生、これぞ幸せだというオチ。ケネスブラナーってまさしくこの映画の主人公みたいな人だったんだろうね。だから強気そうなエマトンプソンとカップルになったんだと思う(私見)(でも別れたけど・・。彼は「から騒ぎ」の頃が一番脂がのってたのでは・・。)これとは別の豪華キャストで贈るケネスブラナーの本格「ハムレット」も観るぞぉ♪[ビデオ(字幕)] 8点(2017-03-21 02:10:03)
2. 八日目
《ネタバレ》 八日目のタイトルの意味が大きい。そして、鑑賞後、疑問が湧いてくる。
6日目に創られた人間の男と女と子ども。
そして、それだけでは不足と、神が満足すべき存在として創られた障害者ジョルジュ。
しかし、ドラマは過酷な現実を前に彼の死を描く。
そこで、さぁ「我々」は生きていかなきゃと捉えるべき内容なのか?
これは「現実」が壊れていると言っているのではないか?
ジョルジュは、問題行動が多く、健常な女性には受け入れられない。
しかし、セールスマンの絶望的な孤独(これも現実社会がもたらしたものなのだが・・)の前に
ジョルジュは神がかりな精神的ケアを男にほどこす。
「僕は皆と違う」と嘆くジョルジュに対し、男は言う。
「そう、君はすばらしい」
このセリフがあるから、救われた。[DVD(字幕)] 7点(2023-06-17 21:23:47)《改行有》
3. 42丁目のワーニャ
《ネタバレ》 これは原作を読まないと、劇中劇なのかどうなのか、分からない。
自分も鑑賞後のモヤモヤをなくすために、原作の「ワーニャ伯父さん」を読んだ。
なんと!原作と同じなのである。
つまり、劇の芝居稽古をしているように見せていて、
まったく原作の劇そのものだったのである。
ルイマルの意図は、奇をてらったように見せて、
実は正攻法だったという彼の作劇そのものだった、ということではないか?
※「ダメージ」という”?”な映画もあるが・・
まさしく!の1本。[ビデオ(字幕)] 7点(2021-04-18 20:09:13)《改行有》
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