|
プロフィール |
コメント数 |
791 |
性別 |
|
自己紹介 |
猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。 猫のヤツらは冷酷です。 |
|
1. 予言
《ネタバレ》 可もなく不可もなく。
恐怖新聞の翻案だが、気にしなかったら気づかないまま見終える位にはうまくまとまっている。正直漫画の映画化って、有名人とか芸能人にコスプレさせて再現映像とダイジェストを映画のフォーマットでやってることが多いっていう印象だが、結構映画っぽくて良かったと思う。
トレードオフが生じて結局何かを代償にしなければならなくなる結末は、ホラーとしてはセオリーっぽいが外していない分良い方向に行っている。それが全ての映画と言えばそうだけど、恐怖新聞の設定をビジュアルそのままCGでやったらたぶん見てなかった。[地上波(邦画)] 5点(2011-08-28 04:21:25)《改行有》
2. 欲望という名の電車(1951)
《ネタバレ》 確かに他人に勧められないこともないくらいにはおもしろいと思う。
演技やオチもよく作られている。
けど、プロットが分からん。省略しすぎ。想像が及ばない。
画面からの情報量だと、同性愛者の夫を自殺に追い込んでしまったことや、17歳の少年に性的依存していたことが明るみになって、地元にいられなくなったこととか全く分からん。
プロット的に重要なエピソードだと思う。ここが欠落してしまうと、確かに筋は全然変わらないし、見かけ上は全然たいしたことではないけど、心情的な部分の補完ができない。
説明がないことや伏線が張れてないものはどうやっても思いつかない。これらのことは、ブランチがイカレ過ぎててよく分からないからと、調べて分かったことだ。
でも、この映画の場合は舞台劇のファンが映画フォーマットで見るためのファン向けの豪華版みたいなものの様な気がするから、そういうところは気にしないでおく。忠臣蔵とかアーサー王とか、分かってる悲劇を楽しむたぐいのものの一種として脳内で片付けてしまうことにした。
そう割り切ってしまって見直してみると、おもしろい。いろんな背景とかを照らし合わせながら見た方が圧倒的に楽だしおもしろい。作ってる方もそれ前提な気すらする。とたんに役者たちの演技が電波を発しだし、まともな人間のいなさっていうのがさらに恐怖感に似た居心地の悪さを引き出してくれる。
こういう楽しませ方って意外と今っぽい様な気がする。昭和26年にこれを作りますか(原作の舞台劇は22年)。この国はいったい何を根拠にこんなに文明の進んだ国を暴力でねじ伏せようと思ったんだろうか、正気の沙汰ではない。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-09-23 10:33:16)《改行有》
3. 用心棒
《ネタバレ》 プロットが面白いじゃないですか。
泥臭さの嫌さも良いです。
映画の出来としては、荒野の用心棒の方が良いようにも思えますが、先駆者の良さっていうのが有ります。
こういうちゃんとした映画がなんで作れないのかなぁって思います。
マンガのそっくりさん集合映画ばっかり作ってる場合じゃないと思うんですけどね。
完成されてて面白ければ良いんですけど、マンガのコマまで再現してコスプレしてるだけって60年代ハリウッドですか?って言う流れを反省して欲しい。
50年前の映画に全く太刀打ちできない現代邦画の情けなさを再認識できます。[DVD(邦画)] 7点(2008-09-23 02:28:41)《改行有》
0 | 3 | 0.38% |
|
1 | 12 | 1.52% |
|
2 | 16 | 2.02% |
|
3 | 34 | 4.30% |
|
4 | 48 | 6.07% |
|
5 | 73 | 9.23% |
|
6 | 180 | 22.76% |
|
7 | 200 | 25.28% |
|
8 | 152 | 19.22% |
|
9 | 60 | 7.59% |
|
10 | 13 | 1.64% |
|
|
|