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1.  容疑者Xの献身 石神は数学だけに熱中していれば、こんな事件に巻き込まれることはなかった。だが彼は、愛を知った。人のために泣ける心を持ち、自分のために泣いてくれる人を得たとき、彼はより人間らしくなれたのだろう。 「愛」は本来、あまりいい意味の言葉ではなかった。仏教用語では「渇愛」といい、執着する心を指す。彼が人を愛し、その人のために尽くしたいと思うとき、同時に他人には信じられないほど薄情になれる。人の愛とは、そうしたものなのだろう。 アダムとエバは、言いつけにそむき禁断の木の実を食べた。二人が最初にしたことは、不都合なものを隠蔽することだった。そして次にしたことは、嘘をついて欺くことだった。神はそれを赦さなかった。罪を犯した二人は、もう楽園には居られなくなった。[地上波(邦画)] 9点(2022-09-29 23:31:16)(良:1票) 《改行有》

2.  八日目の蝉 《ネタバレ》 「八日目の蝉」とは、本来あるはずのない幸福のことである。母娘が小豆島に初めて来た日、ブランコのある公園で蝉が元気に鳴いていた。だが希和子が「島を出よう」と言った日には、もう蝉は鳴いていなかった。希和子は写真を撮られるのを嫌がっていたのに、小豆島を去るにあたり自ら写真館に赴き、幸せな日々の思い出を残そうとする。まるで「八日目」の終わりが近づいていることを、予感したかのようだ。■恵理菜がかつての沢田邸に辿り着いたとき、沢田家の人々が「薫」と声をかけてくれた記憶がよみがえって来る。そのとき、蝉の鳴き声も聞こえてくる。まるで八日目の蝉が、最後の生を謳歌するかのように。そしてかつて暮らした自宅の前に来ると、今度は惜しみない愛を注いでくれた母の「薫、薫」と呼ぶ声が聞こえて来る。そこにあったのは、本来あるはずではないが、まぎれもなく愛に溢れた生活だった。希和子は犯罪者だが、沢田夫妻はそうではない。主人公らを離れに住まわせ、家族同然に接していた。そう、沢田夫妻も希和子も、薫に愛を注いでくれたことに変わりはなかった。そう気づいたとき恵理菜は、自分がかつて「薫」と呼ばれ愛された日々があったことを、心の底に封印してきた過去を、肯定的に受け容れられるようになったのだ。■希和子は許された八日目の幸福を、せいいっぱい享受しようとしたのだろう。恵理菜は、たとえ母と子二人だけでも、愛のある暮らしがどれほどいとおしいものか、そしてただ母でいられることがどんなに幸せなことかに思いを馳せる。そのとき自分も、かつて希和子がしたように、この世のきれいなものをいっぱい我が子に見せてやりたいと決意するのである。■秋山家に引き取られた恵理菜は、島の方言を抑圧される。だが中山の千枚田に辿り着いたとき、感極まって「ここ、おったことある」と、一度だけ関西アクセントで言う。このシーンが、虫送りのシーンの直後に来る。中山の虫送りは、過疎化のため行われなくなっていた。沢田そうめんも人手に渡り、沢田家ももうそこにはいない。かつて暮らした離れも雑草が生い茂り、むろん希和子はいない。ふるさとは変わり、あどけない子供時代ももう戻っては来ない。だが人は親に愛され、親とふるさとから巣立つことで大人になり、子を愛する親になるのだ。映画は、原作にはないふるさとと家族への郷愁という要素を加味したことで、誰にでも共感できる作品に昇華された。[地上波(邦画)] 9点(2012-06-27 22:23:43)(良:3票)

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