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1. 夜明け前(1953)
原作は読んでないので原作との比較はできないが、時代背景やメッセージ性は充分に表現されており、ある程度の芸術性は備えている。
ロケやセットに力を入れていることは分かるが、古い白黒スタンダードサイズでフィルムの保存状態が悪いため、映像表現やカット割りの技術もじっくりと堪能できない。
また、セリフも聞き取りにくく、ストーリを追いづらい部分もあり、なにより、元々のシナリオの暗い重い雰囲気はどうしようもなく、楽しめる映画では決してない。
日本の映画史に興味がある人以外にはお勧めできません。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-05 17:45:59)(良:1票) 《改行有》
2. 酔いどれ天使
《ネタバレ》 第2次大戦終戦3年後に作られた黒澤映画。
白黒で画質も悪いのに、この見応えは何なんだろう。
ストーリーは複雑ではないのだが、水溜りのドロドロさに代表されるさまざまな細部の描写や展開の緩急で見るものを引き込む脚本、カメラワークの凄さや、若い三船敏郎の鬼気迫る演技と志村喬の熱血漢ぶりなどの演出の素晴らしさなどが、びんびんと伝わってくる。
むしろ白黒だからこそ、画質が悪いからこそ出せる魅力なのかもしれない。
黒澤映画、凄い!! でも、ちょっと重い(^^;
[DVD(邦画)] 7点(2010-07-01 02:09:05)《改行有》
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1 | 3 | 1.45% |
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2 | 3 | 1.45% |
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3 | 5 | 2.42% |
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4 | 25 | 12.08% |
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5 | 38 | 18.36% |
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6 | 58 | 28.02% |
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7 | 53 | 25.60% |
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8 | 15 | 7.25% |
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9 | 3 | 1.45% |
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10 | 3 | 1.45% |
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