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1. ようこそ映画音響の世界へ
《ネタバレ》 個人的には、現代音楽(というか20世紀音楽)の歴史の中のよくわからんかった部分を補う感じのつもりで観たところがあり、いわゆるクラシック音楽というものが20世紀にいろいろ根本的に打ち砕かれて、一般大衆向けでなくなった時に、作曲家が稼げなくなって他ジャンルに展開していったときに、一部は映画音楽系に流れたという認識があり、電子音楽系がホラーやSFの演出に取り込まれ、スターウォーズでジョン・ウィリアムズが華々しく登場したけど、ほかはどうなってたんだ? てところが抜けてて、本作では、ジョン・ケージからすべての音は音楽であるという提案をされたのを契機に実音音楽? というか、実際の音をサンプリングしてそれを効果音として使うようになり、テープに録って様々な編集をかけ最終的にR2D2の声の演出になる、とか、バーブラ・ストライサンドが巨費を投じて音響にステレオサウンドを導入し、さらに冨田勲の4方のスピーカーを駆使した音響表現から今の5.1chの、音がくるくる回る演出に繋がってくるとか、なるほどなあっていう感じで堪能しました。
そして、それらの発展と工夫は、リアルタイムで今でも続いてるんだなあと、感動した感じです。[映画館(吹替)] 8点(2020-10-26 23:37:00)《改行有》
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