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1. ラヴソング
《ネタバレ》 ラヴソングって、何だかタイトルだけを見ると何や、甘たるい恋愛ものかと思っていたらとんでもなかった。何と言う心憎い演出でストレートに泣かせてくれる。やるな!香港映画!こんなにも素晴らしい映画が香港映画の中にあったとは知らなかった。この映画、冒頭のあのモノクロの駅のシーン、この最初のシーンを最後になって、もう一度繰り返されるのだが、それが物凄く効いてきます。同じ頃、香港へと出稼ぎにやって来た若い男女二人の十年越しの愛、遠回りであったものの、二人の恋が実ったことを表すシーンが映像と共に迫ってくる。作品のスタイトルとしては完全なメロドラマである。この映画の中でも何度となく流れてくるテレサ・テンの歌声と映像、そして、そんなテレサ・テンの死を知らせるニュースを街頭テレビで見ている二人が見せる表情が素晴らしい。二人の思いがここに象徴されている素晴らしいショットだ!このシーンについて語らせてもらうと、もう、二人が抱き合ったりしなくても愛し合っていること、二人の恋が実ったことが伝わるのだ。下手な映画、例えば今の日本映画だったら、ここでぐたぐたと言葉を交わしたり、抱き合ったりするものだが、この映画はそういうことをしていない。そんなことなどしなくても十分、二人が十年越しの愛を実らせたことが解る素晴らしいシーンだ!ここで終わりと思わせておいて、ラストにあの冒頭の駅のシーンを持ってくるというこの何とも気の効いた心憎い演出!マギー・チャンのラストの微笑みは、いつまでも頭から離れなくなりそうです。[DVD(字幕)] 9点(2008-01-02 10:40:09)(良:3票)
2. Love Letter(1995)
岩井俊二監督作品はこれ1本しか観てませんが、この映画、良かったです。何と言っても脚本が素晴らしい!よくこれだけ面白い話を思いつくなあと感心させられました。そんな面白いストーリーを監督は素晴らしい映像と共に最後まで見せてくれたことを評価したいと思います。画面全体の雰囲気が凄く好きな作品でして、間違いなく傑作だと思います。[DVD(字幕)] 9点(2005-09-20 21:31:39)
3. ラヂオの時間
映画の出来、完成度としては5点が6点てところですが、脚本が面白くて、さすが三谷幸喜の描く世界は面白いて気になったので7点!ラジオというメディア、テレビではけして味わうことの出来ない世界をこれだけ笑える作品に仕上げた点を評価しての7点という意味でもあります。[映画館(字幕)] 7点(2005-07-18 12:00:07)
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