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1. ランボー/最後の戦場
まずびっくりしたのはカレン族とミャンマー軍事政権の戦闘が事実だということ。フィクションかと思っていたら、今でも山奥で紛争が続いているとのこと。この現代世界で正確に伝えられていない醜い戦いをあえて映画のテーマに選んだスタローンに敬意を表します。もしもこの映画の舞台が「アジアのどこか」だったらこの映画のメッセージは半減してしまうことでしょう。なお、映画の内容はほとんどが殺人と残虐シーンのオンパレードで、常に肉弾が飛び散ります。不快感満載です。しかし、脚本、監督、主演をこなしたスタローンのこの作品に対する確固たる決意のようなものは十分に伝わりました。スタローンファンとしては納得しています。ちなみにこの作品の題名は「ランボー/最後の戦場」となっていますが、来週「ランボー5/ラスト・ブラッド」が全米公開されます。ミャンマーは最後の戦場ではなかったようです。。。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2019-09-13 14:22:03)
2. ラブリーボーン
「14歳の少女が殺害される」という設定に不快感を感じながら観ました。連続少女殺人の犠牲者を主人公にする作品を制作ことじたい、ナンセンスだと思いました。ただし、主人公のシアーシャ・ローナンと殺人鬼のスタンリー・トゥッチの演技は素晴らしかったです。スタンリー・トゥッチが最後に死んだのが、せめての救いです。もし、身内で少女殺人の犠牲者を出した方がこの映画を観たら不愉快きわまりないことでしょう。このような題材をファンタジー化してしまうピーター・ジャクソン監督の品位を疑います。。。[DVD(字幕なし「原語」)] 2点(2020-11-09 05:57:49)
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