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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ラストゲーム 最後の早慶戦 戦争によって壊されていく日常を「野球大会の中止」という観点から描いた佳作。当時の学徒出陣から六大学野球中止、更に最後の早慶戦開催までの早稲田、慶応双方の視点から史実に沿って描かれているので実に勉強になる。ストーリー自体もいわゆる「良い話」というヤツで戦争への強い怒りや引き裂かれる人々の悲しみなどがよく描かれており、なおかつ小道具などもしっかりと作り込まれているので映画に引き込まれる作りだとは思う。だが問題なのが単純な対立構図にしてしまったこと。藤田まことは本作で言うところの完全な悪役だと思うんだが、彼の苦悩をしっかり描かないのはマズイ。彼が早慶戦開催を渋る理由はいたく当然のことを言っているわけで(考えてみれば神宮の開催など無理に決まっている)、柄本明の必死の頼みを聞き入れないのも当たり前。結果的に彼が折れたことで開催が決まるわけだが、開催反対組の言い分もしっかり描いていれば更に面白くなっただろうに。そこが実に勿体ない。まあ、この手の映画としては押しつけがましいお涙頂戴に走ることもなく、史実に沿って描いているので安心して見ていられる平均点以上の作品だとは思う。[DVD(邦画)] 6点(2009-05-20 00:44:59)(良:1票) 2. ライラの冒険/黄金の羅針盤 とにかく序盤から世界観や固有名詞を把握するのに苦労させられるので、気楽に見るのには不向き。っていうか、見てる人に不親切。おまけに展開が早いってのも困り者。でも、映像の迫力自体はさすがにウン百億賭けたからか満足出来る。ラストの戦いもそれなりに迫力を感じる出来映えだし、CGの使い方も結構きれい。なので、損した気分にはならないかも。[映画館(吹替)] 6点(2008-04-16 03:32:06) 3. ラスト サムライ 最初は食わず嫌いしてなーんにも期待していなかったけど、予想以上に面白くて満足。何よりこの作品は、ハリウッドが製作した「日本人のプロパガンダ映画」なのである……と言ってしまうと言いすぎだな。見ながらそう感じてしまうほど、本作は日本への愛国精神が漲っている。外国人が作った映画なのに不思議だ。真田広之や渡辺謙らはトム・クルーズと顔を並べても見劣りしない貫禄を持っているし、戦いのシーンの迫力はハリウッドの面目躍如である。確かに時代考証がどうとか言い出したらキリがないし、あんな広大な場所が日本にあるわけないんだけれど、それを言うのはナンセンスというものだ。私は本作を大いに讃えたい。[DVD(字幕)] 8点(2008-01-18 21:54:25) 4. ラフ ROUGH まぁ、青春映画としてはこんなもんじゃない?要するにもこみちの筋肉と長澤まさみの水着姿を拝むための映画だからねぇ。それにスキマスイッチの曲が絡めば、(少なくとも)映像的には問題ないわけで。出演している俳優陣も(意外と)豪華だし、大谷監督お得意の画作りもなかなか美しい。他の方も仰っているが、現代版「若大将」だと思えばそこそこ楽しめるんじゃないかと思う。だって、どうせ観客は筋肉と水着にしか興味ないんだから。[DVD(邦画)] 5点(2007-05-17 19:26:13)
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