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プロフィール |
コメント数 |
110 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
増税前にブルーレイプレーヤーを購入したにも関わらず、未だブルーレイ未体験の私。 何がブルーレイで観るにふさわしいのか、レンタル屋で果てしなく迷う今日この頃だったりする。 |
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1. ラヴソング
昔、映画館で観た時はいまいちピンとこなかったのは若かったから、と気付いた人生ウン十年の私。それなりに年月を重ねた現在、すごくよく分かりました。2人を近付け、再び引き合わせたテレサ・テンの歌がストーリーを彩り、演じたマギー・チャンの勝ち気で孤独な表情と、レオン・ライの朴訥で寡黙な眼差しが素晴らしい。もちろん、エリック・ツァンの心意気もたまらない。本土返還前後の香港ならではの作品。実際、あの時の返還前のちょっとした喧騒はニュースでも凄かった。あの時代だから、香港だから出来た作品だと思う。[DVD(字幕)] 10点(2013-11-04 01:26:49)(良:1票)
2. 落下の王国
《ネタバレ》 なんて美しい画なんでしょ…冒頭のモノクロシーンから一瞬にして、映像の美しさに引き込まれました。もちろん、本編の映像美にも圧倒されました。素晴らしいですね。で、お話の方はというと、ロイの下りは意外とどうでもよかったんですけど、途中からの展開には少女と同様に「こんなお話は嫌」と思った次第です。自殺願望のロイを救ったのは彼女で、私たちをお話の映像へ誘っていたのも彼女。少女の想像力と生命力を、こんなに美しいロケーションと衣装のコラボレーションで描いてみせた本作の力量は、本当に素晴らしいものがありました。移民の少女の訥々とした語りも然ることながら、健気な瞳(個人的には“ミツバチのささやき”のアナ・トレントに次ぐ感じ)に胸打たれ、ウルッときてしまいました。しかし本作、映画館で観ればよかったと、大いに反省です。[DVD(字幕)] 10点(2009-10-02 10:45:26)
3. ラヴェンダーの咲く庭で
舞台の地方のひっそりした島よろしく、地味ながらも丁寧な映画。特に、姉妹を演じる英国2大女優の演技は秀逸でした。恋する乙女心と青春はとうに過ぎ去ってしまった現実の悲哀を、決して下品にならずに巧みに表現するジュディ・デンチには脱帽。可愛くもあり、切なくもあり。そんな妹を陰で心配するしっかり者の姉役のマギー・スミスも、青年を密かに気にしたり、強さの中に弱さを感じさせたりと、こちらも達者な演技。英国2大女優の、“静”の演技を堪能した次第です。しかし意外と狡いのが、医師の爺さん。オルガの家に行ったり、モーションかけたり、結構しぶといなあ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-16 15:13:23)《改行有》
4. ラースと、その彼女
《ネタバレ》 笑って泣けて、雪が溶けるように心をほぐしてくれるようなチャーミングなファンタジー。極端にシャイなラースが、リアルドールを通して大人への通過儀礼を果たす。抑圧された感情、想いをぎこちなく解き放っていき、1つ1つ大人になっていく不器用な過程を暖かく描写。そして人(特に女性)との触れ合いを克服し始めた時の、ビアンカとのキスシーンには、ラースの成長と共にビアンカへの別れが描かれ、胸にグッときました。 その2人を、戸惑いながらも見守る姉夫婦、地域や同僚の暖かさがとてもいい。最初は困惑した兄が、ラースに一番言いたかったことを伝えるシーンや、母のような姉が「誰も気にかけてないなんて、そんな馬鹿なこと言わないでよ!」とラースに言うシーン。家族なんですよね。あとラースが熊を助けるシーン、佳かったなあ。マーゴと同じく泣き笑いました。 コミカル要素も満載なのに、とてもハートウォーミング。人間を否定しない、強さと優しさと温かさがありました。[映画館(字幕)] 9点(2009-02-11 10:59:43)(良:1票)
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