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1. ライフポッド<TVM>
《ネタバレ》 特別な感じはなかった。
確信犯になら、どんな無茶なこともさせられる。派兵する口実を作るためのテロ。帰還する望みの極度に薄い作戦を犯人は決行する。
盲目の人間が、実は目が見えていた。目の見えないふりをしていたのだ!ジャジャーン!
…たぶん、オチとか、別にどうでもいい作品だったのだろう。
じっさい犯人が誰?とかは、正直どうでもよかった。大体そんなような設定であって不思議でなかったし、劇中でも犯人の動機が想像という形で語られていたし。
そこに比重を置くと、おそらく上映当時すでにもうそのヒッチコックのサスペンスは時代遅れで楽しめなかったろうと思う。
究極に追い詰められた環境下で右往左往し、疑心暗鬼になり、発狂したり、自暴自棄になる群像。それらの過程を楽しむ映画です。
死ぬまでに救助が来るかわからないほとんど絶望の中で、生き残るために頑張るんだ、というよりかは
徐々に悪化していく状況に身を任せてただ死を待っているようなその地獄を、安全なリビングで楽しもう。
結構この類の映画はよく見るので鮮烈な印象は得られなかったが、手堅い感じがして比較的に見やすい作品ではあった。[DVD(字幕)] 5点(2023-03-25 22:23:10)《改行有》
2. ラストスタンド
《ネタバレ》 「なぜヘリで逃げない?」FBIが理由を考えてくれました
コルテスご自慢のドライブテクがいかんなく発揮されているように見えるが、一直線な道でほとんど横Gのかかる場面がない
この手の映画で墜落しない(味方側)ヘリコプターなんてあるんだなあ。ブレーキで車を見失ってから消えてしまったが、なんだったんだろうか・・・
人質の美女。FBIの"事前"内通者がいると、道路封鎖の場所も的確に予測できるか。移送と違って逃走経路封鎖は事前には決められないだろう
普通に考えたらどこに現れるかわからない警察のバリケードを強襲した部隊とモンスタートラックの配備は間に合わない
最後に裏切り者がしれっと元の鞘に納まろうとしたのは、コルテスが生きて捕まっているのに無理な話だ。失策続きのバニスターに回収させて見せ場を一つでも欲しかったのだろう
個人的にはその手前でシュワルツェネッガー演じるレイにシャッポを脱いで、握手を求めた場面がいたく良かった
コルベットを反転させてSWATの車輛の下に潜り込むというのもめちゃくちゃだ。バックで走っててブレーキ掛けたらフロント側は上がるだろ
ボンネットがちょっと汚れて塗装が剥げただけというのは納得できない。開き直りのタイアップ
対抗してカマロ。車種特定人まで用意して台詞に出して(ZR1の)性能アピール。念が入ってる・・・
銃弾で射抜かれる描写がとてもよかった。いきなりスナイプされるのがいい
昨今無敵の元特殊部隊人殺戮映画が多くなったけれど、これはまだ一応普通の人間設定でマンネリとは違った。あれ?生きてんの?って場面はあったけど
のどかな町民も巻き込んだヴィジランテ映画の様相。ツッコミどころ満載だけど、ピントの外れた所に愛嬌が残る作品[インターネット(吹替)] 6点(2020-05-30 11:56:53)《改行有》
3. ランボー/怒りの脱出
《ネタバレ》 名作「First blood(ランボー)」の続編ですが、それは形だけ
キャラクター名のタイトルが示すように、前作の哀れなベトナム帰還兵を
コミックヒーローにアレンジ、スピンオフさせたシリーズがここから始まります
前作の設定をよく知るトラウトマン大佐も付いて来たので
(コンピュータが選んだのはランボーのみで大佐は今回の任務に要らないと思いますが)
辛うじて続編の体は守られています(?)
大筋はロバート・アルドリッチ作品へのオマージュという感じです
アルドリッチの「アパッチ」がアルドリッチの「攻撃」に出演したらこういう映画になったよ
というような・・でも、それが功を奏していると思います、面白いですから
途中に現地の女スパイといいムードになったときは「アパッチ」のシナリオ改変問題のような
嫌な記憶が蘇りそうになりましたが(ランボーが戦いを止めて畑を耕し始めるみたいな)、
そんなことにはさせねーよ!と言わんばかりの瞬殺でかつての遺恨を絶ってくださいました、違う監督ですが。
ランボーを見殺しにすることで交渉に値するような捕虜は未だ見つからない状態を維持しようとする
マードック司令官の目論見がイマイチ(全く飲みこめない訳ではないが)なにがしたいのかわかりづらくて
<周りの部下たちもみんな捕虜がいたことを知ってしまったわけだし、もはや隠し通せるものじゃない
事ここに及んだら救けたほうがコイツにも得なんじゃないの?>という疑念が拭い切れませんでした
もっとわかりやすく、カラクリに補強が欲しかったかな・・・
でもまあ、おおむね満足です。続編の宿命である前作との比較さえしなければ
ヒットを飛ばすだけのことはありました
もし本当の意味での続編を目指していたのなら、きっとランボーは国内でどう裁かれ、
その結果どうなったかをリアルに描き、とても地味で大多数の
米国民に有難がられない映画になってしまったかもしれないですね
これでよかったのでしょう[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-02-26 06:51:38)(良:3票) 《改行有》
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