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1. リトル・ダンサー
とても感動しました。台詞に無駄がないし、よく練られていると思いました。配役もはまっていますし。主人公の少年、成長したらさぞやイイ男になるでしょう。コメディかと思ってみたら切ない映画なんですね、コレ。イギリスの炭鉱町っていうか、労働者っていうか本当に驚くほど貧しい(行ってみると分かる)。オーディションで、来年また受ければ、いいじゃないか、と慰めのつもりで言う少年に殴りかかるシーンは迫力がありました。ビリーにとっては最愛の母の形見まで売って父親が工面した旅費。街から一歩も出たことが無い、いや、街にある名所すら行ったことが無い。チャンスは1度きりなのだ。現実にあるいわれなき不条理、貧しさ、裏切り、衝突、母の死、呆けた祖母、など重い現実の全てを昇華させるものとしてのダンス。そこではそれらの負のカードは、希望という名のカードに変わり、感情が爆発する。旅立つビリーと逆に、父と兄が、静かに炭鉱に下りていくシーンは胸を打たれました。唯一、残念だったのは、アダム・クーパーが演じる成長したビリーのあの衝撃的なスワンをせめて1~2分は見せて欲しかったこと。真に個性的できつい性格のビリーが踊るのに相応しい斬新なAMPの白鳥の湖のスワンを。それで1点減点させてもらいました。9点(2003-07-02 21:12:02)(良:1票)
2. 隣人は静かに笑う
後味の悪い映画だが、それだけに逆にリアリティが増す。現実はこんなものかもしれない。うーん、用心して生きなきゃ。余計な心配かな?でも、主人公は何にも悪いことしてないのに、それどころか子供を助けた(これも既に罠か)良い人なのに、本当に可哀想。怪しいと思った時点で、何か証拠(極秘の書簡とか)を残せなかったのか、と思う。こういうハリウッド映画もありなんだ、と印象深い作品です。7点(2003-10-09 22:39:33)
3. RETURNER リターナー
期待しないで見たら、意外と面白くって驚いた。金城武ってはじめて見たけど、センが細すぎますね、如何せん。ハンサムなのに惜しい、全然強そうに見えませんもの。岸谷さん、キレ具合が印象的な演技でした。時間があったら暇つぶしにはちょうどいいんではないでしょうか?6点(2003-06-08 01:49:06)
0 | 2 | 1.55% |
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1 | 1 | 0.78% |
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2 | 2 | 1.55% |
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3 | 8 | 6.20% |
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4 | 5 | 3.88% |
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5 | 13 | 10.08% |
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6 | 17 | 13.18% |
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7 | 25 | 19.38% |
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8 | 35 | 27.13% |
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9 | 16 | 12.40% |
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10 | 5 | 3.88% |
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