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プロフィール |
コメント数 |
646 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。 2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。 ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。 |
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1. リディック
どうも年齢的にSFやホラーで15分以内にのめり込めないと自分の感性が老化したためであろうと謙虚に考える癖が抜けないのだが、やっぱりどう考えてもコレはあまりにもダメだろう。とにかく設定が現実離れしすぎているために説明的な台詞が多く、ストーリーは幼稚かつ複雑。ドコを目指しているのかさっぱり目的の定まらない英雄像と、ありがちな展開、派手すぎてリアリティが完全にぶっ飛んでいるドンガラガッシャン。出演陣は地味だし、ヴィン・ディーゼルには華がない。メインキャラに黒人を多用してイスラム・エスニック色を強調したが、狙いがまったく無いために全て空振り。前半、ストロボ使ったアクションシーンとか、パーツで捉えればそれなりに面白いところもあったんだけど。やっぱり一番の重罪人はヴィン・ディーゼルだと思うなあ。これだけのスケールを全然、背負い切れてない。キアヌ・リーブスってやっぱり偉かったんだなあと妙な感慨を覚えてしまった。結局、どういう映画かと言うと見ているうちになんだか袋入りのインスタントラーメンが食べたくてたまらなくなるような映画。せめてカレーかハンバーグぐらいは連想させて下さい。とりあえず私がこれまでに見た最低最悪のブラック・ムービー。ケーソツにも「スター・ウォーズ」とか言い出しちゃった宣伝陣には、はっきり「バカじゃないのか」と言いたい。2点(2004-08-08 02:13:18)
2. リトル★ニッキー
傑作だと思います。この映画を傑作と言い切ってしまう自分を誇らしく思います。どんなにぶっ叩かれても、私は断固、この映画を支持します。寒いギャグ、ベタベタなストーリー、キテレツすぎて笑うに笑えないアダム・サンドラーの奇態、豪華なゲストスター、どれを取っても正真正銘のバカバカしさ。これを真剣にやってのけてしまうアダム・サンドラーのコメディに対する真剣な姿勢が嬉しくてたまりません。大物然と構えようと思えばそろそろそういうポジションにも悠然と構えていられるであろうハーヴェイ・カイテルの文字通りカラダを張った演技とか、この脱力感は「オースティン・パワーズ」をはるかに超えてしまいました。劇場では明らかに途中退出者が続出していました。現代のハリウッドにおいて、アダム・サンドラーはコメディをナメてない唯一の人であると思います。はっきり言って、頭の中が真空状態になります。こういう映画は飛べるので大好きです。10点(2003-12-29 12:13:26)
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