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プロフィール |
コメント数 |
160 |
性別 |
男性 |
年齢 |
61歳 |
自己紹介 |
メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。 映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。 吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。 |
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1. 竜とそばかすの姫
《ネタバレ》 水曜日。平日1200円の映画館で観て来ました。
ニュース映像でカンヌの観客が言った「これまでの細田作品で一番完成度が高かった。」その感想は本当か?確かめに・・・
テレビの所さんの番組でやってた密着取材を事前に見たためか、バーチャル空間の凄いCGも想像の範囲内で驚きには至らず。やぱり事前に情報入れちゃいかん!と反省。
さて、「これまでの細田作品で一番完成度が高い」に関しては、残念!“否”でした。
理由は、物語りを複雑に(=幾つかのテーマを並列に)描いたため、共感するポイントが分散していること。
主人公すずや、彼女を取り巻く人たちの人格、相互のつながり方が過去の細田作品の焼き直しに見えたこと。
一番の問題は、物語の展開に無理を感じたことでしょう。
以下は【ネタバレ】を含みます。
家族の不幸で自閉的になる → 親友が実は名家の電脳少女!
→ たまたま作ったアバターが電脳世界一の歌姫になった!
→ 誰も見つけられない破壊者の隠れ家へ潜入!
→ その正体を突き止めた!
→ その結果、現実世界でDV親から子供を救った!しかもたった一人で!
それと同時に、現実では自分自身と学園のマドンナの恋を成就させている。
悩み多きJKヒロインなのに、いくら何でもスーパー大活躍過ぎるでしょうよ(笑)
周囲の助けを借りて、がんばって電脳世界で歌姫になり、現実の苦しみに希望を与えるコンサートをする。
現実では「のど自慢」に出て鐘2つ。それで充分感動できるのに・・・
DVから子供を救う展開も、現代的なテーマを入れたのでしょうが無理やりな感じ。
警察に保護させなさい!証拠映像あるし、警察の方が現着も速い、下手すりゃ刺されちゃうぞ。
トラウマを打ち破るイニシエーションとして、クレヨンしんちゃん「おとな帝国の逆襲」の階段登りと同じ演出なのでしょうが、電脳歌姫になった時点で、彼女はトップ・ユーチューバー以上の「世界を変える力」を得ている訳だから、そこは「歌の力」で暴力を打ち破らないと一貫性がなくなる。ベルが歌うシーンには感動させられたから、すずの歌こそ映画の中心にするべき。
《電脳世界の歌の力》で現実を救う話だったら、「サマーウォーズ」のAIの暴走を《現実の家族の力》で止める話と対(つい)を成して『細田守電脳二部作!』になったんじゃない!?て思ってしまう。
映像のクオリティは高いし、電脳世界で歌うシーンには感動する。嫌いじゃないけど、物語が散漫だったという感想です。
※作る側の視点でしか映画を語れない、理屈っぽい嫌なオトナの感想(笑)このアニメが大好きな人ゴメンなさいね。[映画館(邦画)] 6点(2021-10-31 18:39:06)(良:2票) 《改行有》
2. リンク
《ネタバレ》 特別な教育で知恵のついた猿=類人猿がどれほど不気味で得体が知れなくて恐いかを見せてくれる映画です。とは言えショッキングなシーンはありません。
ヒロインの女子学生はバック・トゥ・ザ・フューチャー2と3でマーティーの彼女ジェファーも演じているエリザベス・シューで可愛いです。他のレビュアーさんも言及されていますが、彼女のセクシーなシーンもあるんですが同時にとても不気味なシーンになっています。
それと、これは《ネタバレ》ですが映画の最後に落ちと言うか、ちょっとした暗示があります。ただ微妙すぎて気づかない人もいると思うので書いておきます。
エンドクレジットの直前、ヒロインの車が走り去るラストシーンで放牧された家畜が死んでいます。結局一番悪賢いのは・・・お楽しみに。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-07 23:56:33)《改行有》
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