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1. ル・ブレ
《ネタバレ》 原題は「弾丸」ですか??英語じゃ「ブリット」でしょうから・・。息をもつかせぬカーアクションの連続を期待して見たのですが,前半のパリ市内のチェイスシーンで,プジョーと黒人警官の単車が走り回る場面のみで,ダカール・ラリーの場面はただ走っているだけ。思わず拍子抜けしました。それに何とこれってお笑い,というかおバカ映画(のつもり)だったんですね。各所に笑いが散りばめられ,あの凸凹コンビも,やたら強い奥様も,馬鹿馬鹿しいオチも,決して悪くはないんだけど,私のツボじゃなかったです。私としてはよりおバカに徹したTaxiシリーズの方が潔くて好みです(現時点で3は見ていないけど)。それにしても,前述のシャンゼリゼ大通りからオベリスクのあるコンコルド広場までのプジョーのチェイスシーン,「いつの間にルーブルのそばに観覧車できたんだ?」と思いきや,あの展開ですからたまげました。そこだけの映画,と言ったら失礼でしょうかね。観覧車破壊ネタというと,私は思わず「1941」思い出しちゃいましたが・・・。5点(2003-08-17 10:50:05)(良:1票)
2. ルートヴィヒ(1972)
異才ルキーノ・ヴィスコンティの遺作(確か?)。「ベニスに死す」を絶賛し,ほとんどマーラーそのもののような性格の主人公に共感し,感情移入してきた人たちにとって,柄がでかいぶん散漫な印象を与えたであろうことが,容易に想像できる。しかし,ドイツ統一という時代の大波に翻弄されつつも,自我を通し悲惨な末路をたどるバイエルン王ルートヴィヒ2世の生涯は,当時既に時代遅れであった絢爛たる様式美に溢れている。中世への憧憬と決して満たされることのない心の空洞と。豪華絢爛たる時代錯誤的19世紀末南独逸王侯物語。大河のうねりのように息の長いワーグナーの楽曲が,ヴィスコンティとルートヴィヒの人生の黄昏を鮮やかに彩っている。8点(2002-01-18 22:17:37)
3. ルパン三世 カリオストロの城
迂闊にも未見でした。いつも行っている1本95円のレンタルショップではいつもレンタル中で,ようやく借りることができました。79年の作品だから,「ハイジ」の6年後,「ナウシカ」の5年前,ということですが,冒頭のゴート札強奪のシーンから,宮崎監督らしいスピーディなテンポ感と細部へのこだわりが感じられ,そこそこ楽しめました。(銭形のとっつあんの乗ったパトカーが2代目クラウンなのも笑える)ルパンや次元の顔が宮崎風なのもまぁ良し。ただ,皆さんが言われるように宮崎アニメの最高傑作で,43人のレビューで平均9.0という得点を取るほど優れた作品なのか?とちょい疑問です。もちろん楽しめたのだからそれはそれで良いのでしょうが・・・・・。7点(2001-12-23 13:23:32)
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1 | 2 | 0.38% |
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2 | 9 | 1.70% |
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3 | 38 | 7.17% |
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4 | 35 | 6.60% |
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5 | 100 | 18.87% |
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6 | 82 | 15.47% |
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7 | 84 | 15.85% |
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8 | 103 | 19.43% |
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9 | 64 | 12.08% |
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10 | 12 | 2.26% |
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