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1. ルパン三世 カリオストロの城
《ネタバレ》 とにかく、おもしろい。
小学生のころ、テレビで放送されているのをビデオに撮って何回もみました。回数はもう覚えてないですが20回は見たでしょうか、よく姉に「また見ている」といって呆れられていました。
テレビでも、定期的に何回も再放送されていますし、テレビ局の人もこの映画のエンターテイメント性を高評価しているのでしょう。
躍動感とスピード感あるれるアクションシーンの数々。カーチェイスと屋根を飛ぶシーンで腹筋が壊れるくらい笑いました。
明暗使い分けた静のシーンも良い。塔のてっぺんでクラリスと再開するシーンは何度見ても心が温まります。
奥行きというか、空間がよく表現されているというか、遠近感を感じるアニメだと思います。
また、五右衛門に甲冑を切られたときに現れた暗殺のプロ集団の顔が、どこにでもいる普通のおじさん顔だったことに妙にリアリティを感じました。
脚本がよくできていて、よくこんな風に話が作れるものだと見るたびに唸ってしまいます。
観終わったときこんなに寂しい気分になる映画も他にないですね。冒険が、映画の世界がもう終ってしまうのかという寂しさ。
不二子と銭型がカッコイイところも意外性があってよかったです。
エンターテイメントとしてはこれ以上のものを見つけるのは難しいのではないでしょうか。おもしろさだけを言えば、ハリウッド映画に負けていないだけでなく、古今東西のあらゆる映画の中でも超トップクラスだと思います。
楽しめることだけが映画を評価する唯一の尺度であった幼いころに評価していれば、100点を上げたい。楽しい時間を得られるということは映画の最大の醍醐味と思うので、この映画を限りなく高く評価したい。しかし大人になって鑑賞したとき、映画の中に意味やメッセージ性は私は見つけられなかった。そこだけが減点になりうるかな。だから差し引きで10点。
庭師のおジイさんがハイジのおジイさんに似ていた(声は同じ?)ので、ハイジを作った人が監督なのかとなんとなく思っていました。宮崎駿さんには是非、エンターテイメント性をとことんまで追求したルパンの映画をもう一度つくってもらいたいです。[地上波(邦画)] 10点(2008-10-31 17:12:39)《改行有》
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