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1. ルパン三世 THE FIRST
《ネタバレ》 観るまでは作品の出来に半信半疑だったのですが、快作でした。3Dの重厚な質感の中でキャラが動き回るのは思った以上の感動。とくにアクションの切れの良さはフルアニメならではと思えます。ルパン一家の造形も良く、中でも次元大介は気に入りました。最近ナチスやヒトラーのドキュメンタリーを見たせいで、たとえアニメであってもヒトラーを動かすとヤバいですね。若い娘とルパンの冒険という話は、手あかのついた定番すぎる気がしましたが、声をあてた広瀬すずの声質と演技(動画も含めて)で魅力的になったと思います。お正月に観る映画にふさわしい作品でした。[映画館(邦画)] 7点(2020-01-04 09:25:28)(良:1票)
2. LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標
《ネタバレ》 とてもなつかしい気分になりました。そして「だれかやってくれないだろうか」と昔から思っていた作品を作ってくれる人がいたことに、感謝の気持ちがわきました。数十年ルパンとつきあって、誰も今作のようなモチーフを挑戦しなかったのは、監督が日本人のセンスとして異端だからでしょうか。みな「夢のようなことを言うな。やれるわけない」と思っていたのでしょうか。しかし、やれました。そして秀逸な作品となりました。すなおにこれを喜びたいです。
後半種明かしがあるので、繰り返して観ると少し興味が減りますが、内容が伏線だらけだったことに気づきます。スタッフが、登場人物の関係性を再構築している様子もいい。「窓から飛び降りる」といういつものパターンも、躊躇してるのが新鮮。ワルサーで敵を殺傷するルパンも最近あまり見たことない。そして印象的な強敵、ヤエル奥崎(旅行鞄に丁寧に物品を収納してる、とか、1kgステーキ食べるとか、銃を手際よく組み立てる姿とかよく作りこんでる)。ルパンと次元が二人で笑いあうのを見るのも久しぶりでした。男の友情を感じます。不二子とルパンの関係も「騙しあわないと、かえって関係が崩れてしまう」という逆説的な状態なのがいいですね。そんな中でルパンに情がやや傾いている不二子が見れてよかったです。(あと付け加えると、ルパンが喫茶店で「ホット」を注文するのが、少し面白かった。銘柄をキザに言うかと思ったので。さらに蛇足ですが、事件が西暦年代のいつ起きたかシャーロッキアン的な分析もしたくなりました)
古参のスタッフに、強烈なインパクトを与えたと思います。これが今年始まるルパンのTV新シリーズに良い影響を与えてくれたらいいな、と思っています。[DVD(邦画)] 8点(2015-10-05 23:02:26)《改行有》
3. ルパン三世(1978)
《ネタバレ》 この映画をはじめて観たときは感動しました。ちょうど新ルパンがテレビ放送されてて、その内容にがっかりしていたときだったので。
シャープな絵柄・お色気・ダーティなダンディズム・ギャグ。すばらしいハイセンスな雰囲気にほれぼれしました。
五右衛門のヘリの斬りかたに感心した人も多いかと思います。
あの十三階段の冒頭場面は、よっぽど度胸がないとできません。
奇跡のような作品です。ホントに。[地上波(邦画)] 9点(2009-04-18 03:24:49)《改行有》
4. ルパン三世 カリオストロの城
《ネタバレ》 この作品には思い出がいっぱいです。初公開時映画館で観た少数派です。
あまりの面白さに仰天し、周囲に盛んに吹聴したのですが、誰も知らんのですよ。
この作品を。興行的に失敗したんです。信じられんでしょ?
おかしな人扱いされました。
今ならみんなこの面白さに同意してくれますが、あの時は悪夢。翌年テレビ初放映で
騒がれだし、「いまごろ知ったか!」とよろこび半分憤懣半分でした。
そうそう、次元がルパンにプロレス技をかける場面は尺の問題から長らくテレビでは
カットされていました。冒頭、五右衛門が札束に埋もれています。よく観てみましょう。[映画館(邦画)] 9点(2009-04-18 03:02:17)《改行有》
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