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プロフィール |
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914 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. ルナシー
ヤン・シュヴァンクマイエル特有のアニメーションは章に挟む程度で控え目。
正気と狂気の境目を行き来する主人公が体制に翻弄されていく。
自由を掲げる左側も、管理を掲げる右側も極端すぎて、
いや、その両方を含有する狂った世界に自分は生かされている現実を突きつけられる。
人によっては「それで?」で終わってしまう作品かも。
主人公同様、どうすることもできないから。[DVD(字幕)] 6点(2022-06-28 22:04:02)《改行有》
2. ルネッサンス
実写を白と黒の2色のみで表現したようなストイックな世界観に惹き付けられる。ただ、それは最初の10分までで、SFでは手垢の付きまくった設定を如何に見せるかが脚本家の仕事なのに、新しい発見がないまま、退屈で予想通りの展開に終始する。独特のビジュアルを活かした画作りも乏しいために、白黒画面が次第に単調に映えていき、映画全体の足を引っ張る皮肉な事態に。企画倒れとはまさにこのこと。奇をてらったビジュアルだけでは観客を惹き付けられない残念なお手本。[DVD(字幕)] 3点(2015-01-31 01:43:15)(良:1票)
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