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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い う~ん、「トリスタンとイゾルデ」もアメリカが映画にすると、こうなっちまうのか…。絵はがきのように安い映像美の中、何かあると長髪をなびかせて颯爽と現れるブラピの「王子さま」ぶりに失笑。この映画を見て以来、エドワード.ズウィックという監督(本国じゃ、何故か異様に評価が高いんだよね…)の作品に対して、どうしても冷ややかな眼になってしまう。『ラスト・サムライ』も、心配だな~。5点(2003-09-16 10:41:40) 2. レナードの朝 《ネタバレ》 引きこもり風の精神科医が重度のパーキンソン症患者に、周囲の懸念をよそに未承認の薬を投与。一時は奇蹟的に症状が改善したものの、やがて患者たちはふたたび元の状態に戻ってしまう。落胆した医者だが、患者たちとの経験のなかで心を開かされ、看護婦をデートに誘うところでエンド…。まず、治療不可能と思われていた患者たちに薬を投与するのは、医師としての野心ではなく真剣に彼らを治癒したいがための情熱と好意的に解釈しよう。が、一度は彼らに光明を与えておきながら、結果的にふたたび絶望へと追いやってしまったことへの自責の念、呵責がこの主人公の医者には微塵も感じられないのは何故だ? それどころか、最後には自分だけが幸せになって、「ハッピーエンド」風に映画が締めくくられることに、何故だれもとまどわないの? …実話だろうが何だろうが、これは映画(をはじめ、あらゆる表現媒体)として、やってはならない展開じゃないのか。ぼくはこの映画のそういった鈍感さを、結果としてであれ、その不誠実さを嫌悪する。以上。0点(2003-09-13 15:09:19)(良:2票) 3. レザボア・ドッグス タランティーノって、画面の作りはほとんど過去の映画からの創造的引用(パクリ、とも言う)なんだよねえ。それを認められるか否かで評価が分かれるんじゃないでしょうか。まあ、ジョン・ウーやキューブリックからB・C級映画まで、元ネタ探し遊びに熱中できる向きには良いんでしょうけど…。でもぼくは、どうしてもその無邪気さが好きになれない。彼の映画への「愛」は、単なる意匠=衣装(ファッション)でしかないって言うか。「おもちゃ」にしているに過ぎないって言うか。5点(2003-06-11 14:52:20) 4. レオン(1994) リュック・ベッソンの映画とは相性が悪いんで、全然期待していなかったんだけど…。いやあ、それ以上にショボい、イージーな代物だったなあ。ゲイリー・オールドマンなんか、もう完全に作品と監督をバカにしていて好き勝手にオーバーアクトしているかど、その気持ちが分かるってもんだ。作り手の幼児性丸出しぶりはいつものことだけど、『シベールの日曜日』(これも小生はキライ)みたく”無垢な男とませた少女の純愛”なんて気色の悪い映画なんか、もうゴメンこうむりたいっす。やれやれ。3点(2003-06-11 14:34:17)
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