みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 時代背景に疎い観客に対しても、分かりやすく丁寧に作られている印象。史実通りでない部分もあるようだが、映画なので多少の脚色は止むを得ないだろう。戦後の焼け野原はまるで震災後の東北を思わせ、この作品の目指すところが〈戦争映画〉でないのは明白(戦闘シーンは『男たちの大和』の方が遥かに迫力があった)。ここに描かれているのは70年前の日本などではなく、紛れもなく〈現代〉の我々の姿なのだ。なりふり構わず戦争に突入していった時代の中で、ひとり冷静に事態を見据えていた山本五十六。そんなリーダーが今こそ必要なのだ。[地上波(邦画)] 6点(2013-01-21 15:18:47) 2. レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 壮大な映像叙事詩。『レ・ミゼラブル』は98年製作のリーアム・ニーソン版を観たことがあるが、今回は有名ミュージカルの映画化。あのラッセル・クロウが突如歌い始めた時には思わず失笑してしまったが、娼婦に身を落としたアン・ハサウェイの独唱には涙が溢れた(彼女はアカデミー助演女優賞の最有力候補だと思う)。恐らく舞台では表現不可能であろうリアルでダイナミックな映像や、役者のクローズアップによる感情表現など、映画ならではの楽しみもある。サシャ・バロン・コーエンとヘレナ・ボナム=カーターのコメディ・パートが、暗く重い物語にちょっとした明るさを持ち込んでおり良かった。ラストシーンは思わずスタンディング・オーベーションをしたくなる程。久し振りにサントラが欲しくなった。[映画館(字幕)] 9点(2013-01-06 21:17:23)(良:1票) 3. REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇 《ネタバレ》 本家『REC』の続編がオカルト要素を取り入れて「あ~あ、やっちゃったよ」という出来だったが、本作は空港ターミナルを舞台とした独自路線。…なんだけど、POV撮影じゃないから、『REC』を冠する意味がなくなっちゃった。普通のゾンビ映画として観ても凡作。[DVD(字幕)] 4点(2012-11-02 18:30:54) 4. REC/レック3 ジェネシス 《ネタバレ》 チェーンソー・マサカーな〈地獄の花嫁〉とゾンビの対決に萌え~(笑)『REC』の続編として観たら、「POVじゃないじゃん!?」って思うが、普通のゾンビ映画として観たらかなり面白い部類だと思う(ゾンビ映画としては、だが)。耳の悪いじいさんゾンビだけが神父の祈りも通じないという、コントみたいなオチが笑える。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-02 18:26:15) 5. レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳 《ネタバレ》 ドニー・イェンの〈ブルース・リー愛〉が全面に出ているカンフー・アクション巨編。一応『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編的な位置づけらしいが、ところどころ『グリーン・ホーネット』も入ってます(笑)オープニングの第一次大戦下でのドイツ兵虐殺篇と、クライマックスの白装束&ヌンチャクでの〈ドニー無双〉は燃えるな~!しかし、ストーリーはあってないようなもので、全く印象に残らず。アンソニー・ウォンやスー・チー(日本語下手過ぎ)が出ているのに、全然活かしきれていない。ま、ドニーの華麗なアクションを観られればストーリーなんかどうでも良いのだが。[DVD(字幕)] 6点(2012-04-17 07:06:00)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS