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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. レディ・イン・ザ・ウォーター 昨日この作品を観てから「この強引な(というか独りよがりに近い)力技で、半ば呆れつつも納得させられてしまうという映画体験、前にもしたことがあるぞ・・・」とずぅっと考えてて、気づいた。この作品、水野晴郎の「シベ超」にそっくりなのだ(いや、ウケ狙いとかそんなんじゃなく、マジで)。あの韓国系のお母さんの「ご宣託」は、まるで山下泰文大将の名(?)推理を聞かされているようだったし、監督本人にしか分からないような地平線の彼方に向かってひたすら突き進んでるような感じとか、物語の整合性とか客観性とか他人の目なんて知ったこっちゃないやい!っていう、ある種の純粋さとか。こんなこと言うとまるでこの作品をバカにしてるみたいだけど、僕にとって「シベ超」はとっても愛おしい作品で、だからこの作品も、何だかよく分かんないんだけど、何か愛おしい。ラストの「ガーディアン」のあのシーンは、バカバカしいんだけど感動的だったよ。今までシャマランの事を「ちょっと変わった一発屋」くらいにしか思ってなかったんだけど、これ観てちょっと好きになった。[映画館(字幕)] 7点(2006-10-12 18:09:14) 2. レボリューション6 たまたま「グッバイ、レーニン!」を観た後だったので、テーマ的にはとても興味深かったです。映像と音楽もかっちょ良い。後半での刑事の「右と左の闘いは終わった。今は勝ち組と頑固な負け組との闘いだ」という台詞が印象的。確かに左(ソ連をはじめとする共産圏)は地滑り的に敗北したけど、世界は相変わらず暗中模索です。7点(2004-04-21 18:00:56) 3. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード なんつーか、ケレン味ありすぎというか、それしかないというか・・・。最初の「ギターマシンガン」を見て「あ、これはおバカ映画として(悪い意味ではなく)観る作品なんだな」と思ったのですが、それにしてもなあ。ちょっと話がゴチャゴチャし過ぎてて、人間関係も何だかよく分からないままに話は進むし、ジョニー・デップは無意味に人殺しまくり(しかも一般人をも)だし、ヒロインのはずのサルマ・ハエックはあんまり出番ないし・・・。二人の仲間が登場するところとか、壮絶な中にちょっとした愛嬌があるのはちょっと良かったけどな。タランティーノとか、あと「怪傑ズバット」とか好きな人は、好きなのかも。5点(2004-03-10 20:31:22) 4. 恋戦。OKINAWA Rendez-vous うむ。何というか、香港版「男女七人夏物語」のような、あるいは二時間ドラマにありがちな「リゾートもの(話の中で観光名所を紹介したり不自然にホテルの名前がアップになったりするようなやつ。別名、番組制作にかこつけた役者接待もの)」という感じでした。ヤクザの車のデザインは変だし、登場人物が簡単に拳銃を取り出す(沖縄が舞台なのに!)のも妙だし、ダット(刑事)の行動はいくらなんでもおかしいし、なーんだかなー。4点(2003-08-29 17:39:10)
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