みんなのシネマレビュー |
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1. レリック 監督がピーター・ハイアムズということで、少しは期待したんだが …。ミステリアスなオープニングにはゾクゾクさせてくれた。が、しかし内容は新鮮味のないB級モンスタームービー。(けっこう制作費は懸けてあるみたいだったが) それにしても設定と展開が粗雑過ぎやしないかナ。伏線がまったく生かされていないし、モンスターは2頭以上いるのでは? 何だかハイアムズのやっつけ仕事みたいな映画だったヨ。4点(2004-01-01 15:37:39) 2. レッド・ドラゴン(2002) サイコ・サスペンスの傑作である「羊たちの沈黙」と比べてみるなら、かなり薄味で満足感に欠ける。レクター博士はすっかり御隠居で、猟奇犯にしてもバッファロー・ビルほどのインパクトはないし…。ただ、前作の「ハンニバル」みたいにエグい描写がほとんどないので、ドラマ性のあるサスペンスを集中して楽しめる展開にはなっていた。銃弾を喰らいまくっても元気で再登場するなど(ふつう死んでるって)、ウソみたいなシーンも何点かあるが、総じてまずまずの出来かナ。レイフ・ファインズもフル◯ンで頑張ったことだし。6点(2003-10-30 13:35:49) 3. レザボア・ドッグス 派手なアクションに頼らず強烈なバイオレンスものが作れるんだから、タランティーノ監督の演出と描写力には恐れ入る。しかも、アクの強い役者陣を見事にさばき切る中、裏社会の人間模様も独特なタッチで描いている。個人的には、このテの血生臭い映画は好きではないが、作品自体の完成度とタランティーノの異才ぶりは認めざるを得ませんね。7点(2003-10-28 14:54:13) 4. 霊幻道士 大人から子供まで楽しめる、ホラー・コメディの快作! ! 香港の摩訶不思議な味付けタップリの本作は、親子共ども満足できる怖くて楽しい映画の決定版ともいえる。ところで、両手を前に突き出す「キョンシー跳び」ってやつはけっこう疲れた。7点(2003-07-05 20:40:41) 5. レインマン 兄弟、家族というものを今一度考えさせられる素晴らしい作品でした。ストーリーは淡々と進み、その中で徐々に心がつながっていく兄レイモンドと弟チャーリー。とくにホテルの一室で“レインマン”の意味が分かり、チャーリーの記憶が蘇るシーンは感動的だった。ダスティン・ホフマンとトム・クルーズ。この二人の掛け合いみたいな演技が見もので、とくにホフマンの演技にはただただ脱帽。ハンス・ジマーの哀切溢れる音楽も本作品に合っており、とくに心象風景っぽいエンディングはジーンと余韻を残してくれました。ところで、自閉症という心の病を社会に知らしめたと聞きますが、もしそうなら社会的意義のあった作品でもありますね。9点(2003-05-11 15:36:59) 6. レオン/完全版 一匹狼の殺し屋が少女の為に死を決して闘うという筋書きは、まさに男の純愛物語。映画館で、ジャン・レノ演じる主人公がジーン・ケリー主演「雨に唄えば」を観て喜々としている様子から分かるように、孤独で真面目な男の純愛映画に他ならない。サスペンスフルなオープニングシーンからしてゾクゾクさせてくれた。ラストに近づくにつれ緊張感が増していく、見せ場をちりばめたプロットも言う事なし。そして何より、ジャン・レノとナタリー・ポートマンの二人に尽きる。切なさを漂わし、時にはユーモアをも交え魅力たっぷりに好演。芸達者ゲイリー・オールドマンの怪演も、この作品を大きく盛り上げていた。9点(2003-04-26 23:36:03)
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