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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. レッドクリフ Part I 2時間半という尺を一気に観せるパワーはあったが、それも『三国志演義』という良い原作あってのことかな。内容的には、特に残るものは無いんだけど。 まー、ありえないほどマンガチックな戦闘シーンは許すとしても、どなたかも書いてるが曹操が登場するたびに名前のテロップが出るのには噴き出した。w わかっとる! ちゅーの。しかも、あまりにチンケであからさまな悪役だしなぁ~。どこに視点を置くかの違いだが、曹操は決して悪人ではない。義に厚く智に富んだ天才的武将という評価もある。この映画の視点は、孔明をヒーローとして描くためにあまりに蜀軍に偏り過ぎている。まあ、出る杭は打たれるというか、強すぎると可愛げが無いというか、そういった処か。 余談だが、後世で一般的に「義に厚く智に長け、鬼術を操る天才軍師」のように言われている諸葛孔明だが、実際には負け戦の方が多く、政治家としての才はあったが軍師としてはイマイチ役立たずだった。この赤壁の戦いも、実は孫権&周瑜との共同作戦であり、主に策を練ったのは孫権軍の方だったという。 しかし、『三国志演義』というお伽話のおかげで、孔明の人気は関羽らと並んで神と祀られるほどのトップクラス。その中でも、まあ彼を主役に据えるなら、小能く大を制したこの「赤壁の戦い」って事になるんだろうなぁ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-03 01:31:00)《改行有》 2. レニー・ハーリン コベナント 幻魔降臨 非常に良くできてます。ただし、C~D級映画としては、という注釈が付きますが。『クラフト』の男の子版といったところかな。 それなりにストレス無く進むストーリー。ヒロインもそれなりに可愛い。終盤のカメハメ波対決も、ヴィジュアル的な分かり易さを考慮すると、まァこうなるんだろうなぁと言った感じ。 内容と言えるような内容などは全く無く、劇場で2000円払って観たら眩暈を起こしそうなレヴェルですが(日本での劇場未公開は正しい選択だw)、自宅でビデオ鑑賞なら全然許せます。 レニー・ハーリンは、今ではすっかりC級映画のエースになってしまいましたねぇ。[DVD(字幕)] 5点(2010-09-12 19:05:47)《改行有》 3. RED SHADOW 赤影 コレ、なんで『赤影』として撮っちゃったかねぇ? これが『●●忍法帳外伝』とかナンとかいうタイトルでコメディとしてならぜんぜんアリだと思うんだが、『赤影』と名前が付いちゃあ一気に許されない映画に成り下がっちゃった。そもそも赤影が仮面着けてない時点でダメでしょ。原作にリスペクトが足りてない。 まあ映画自体は、それなりにスタイリッシュな映像、テンポ良く進む話、コメディとしての間も悪くない。特撮も『SHINOBI』のようにド下手なCGで無理していないところも好印象。 麻生久美子もキレイだし、作品としては5~6点あげても良いんだけれどねぇ。でも『赤影』を名乗ってるってことで3点。ああ、勿体無い……。[DVD(邦画)] 3点(2010-09-05 20:51:40)《改行有》 4. レプティリア 2000年に作られたとはとても信じがたい作品。いや、百歩譲ってCGの巨大ワニがチャチなのは許そう。お金が無かったのね、と言う事で。しかし、あのスピード感の無い展開、キレの無い演出はなんだ?!3点(2004-03-14 03:37:12)
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