|
プロフィール |
コメント数 |
73 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://6018.teacup.com/337/bbs |
年齢 |
53歳 |
自己紹介 |
心の機微が感じられる作品が好きです。 絵に携わる仕事をしていますが、映画を映像面から語ることが苦手です。 映画の社会的道徳は常に考えますが、基本的にエンターテイメントを冒涜するようなツッコミはしないのが観客のモラルだと思っています。 全体のバランスよりも、ただのワンシーンにノックアウトされたい。 |
|
1. 恋愛小説家
《ネタバレ》 ニコルソン演じる小説家メルビンは売れっ子で、いつも甘ったるい恋愛小説を書いている。
彼は女がどんな言葉で喜ぶのかよくわかっているし、それを生業にしているはずなのだが、
異常な潔癖症のせいだろうか、飾った台詞を口にすることができない。
言葉で相手を喜ばせるのは、なにより簡単なこと。使いこなせば代価なしに報酬を得ることも
できてしまう。舌先三寸とはよく言ったものだ。メルビンにとってそれはビジネスの枠内に限られた
ことであり、私生活の中には一切持ち込みたくない類のものなのだ。
そんなメルビンにキャロルは「お世辞のひとつも言ってみせて」とせまった。苦悩するメルビンが
吐き出した言葉は、キャロルを褒める言葉ではなかった。メルビンの言葉は
ともすれば聞き流されてしまうほど何気ないけれど、それはその場だけで消えてしまう幻ではなく、
彼の行動を伴うリアルな言葉だった。
「時間をかけて見ていると、その人の人間性がみえてくるんだ」隣人でゲイの画家サイモンが
モデルにかけた言葉だけど、この映画が私に伝えたのは、そういうことでした。
背中にファスナーが付いてるんじゃないかと思える小犬の演技は、主演の二人を凌駕しました。
8点(2004-01-26 20:43:26)(良:2票) 《改行有》
2. 恋愛寫眞 Collage of our Life
劇中で使われる写真群は、綺麗なんですがありがちな印象でオリオンプレスあたりから持ってきたような感じがしてしまいます。フィルムを替えたりジャンプカットを使ったり、映像的にはなかなか楽しめる映画だと思います。主演のふたりも映像に映える。けれどクライマックスの銃撃シーンがこの映画の雰囲気をぶち壊してしまった。小池栄子演じる役どころの動機はわかるものの、手段が突飛すぎた。それを精神異常で安易に乗り越えようとしたため、観客の目には手抜きにうつる。非常に惜しい。6点(2003-12-01 14:55:27)(良:1票)
0 | 2 | 2.74% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 7 | 9.59% |
|
5 | 6 | 8.22% |
|
6 | 12 | 16.44% |
|
7 | 9 | 12.33% |
|
8 | 19 | 26.03% |
|
9 | 10 | 13.70% |
|
10 | 8 | 10.96% |
|
|
|