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プロフィール |
コメント数 |
110 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
増税前にブルーレイプレーヤーを購入したにも関わらず、未だブルーレイ未体験の私。 何がブルーレイで観るにふさわしいのか、レンタル屋で果てしなく迷う今日この頃だったりする。 |
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1. レイチェルの結婚
《ネタバレ》 不安定なキムそのままのような揺れと、ホームビデオのような印象。手持ちカメラの効果がすごく発揮されていて、傷つけ合い分かり合えない、一つの家族の姿が生のように映し出されてました。巧いですね。自分を決して許せないが故に自分を傷つけるキムと、振り回され耐えるレイチェル。諍いはあっても、二人が本当に接して欲しかったのは、母親ではないんだろうか。怪物のようなあの母親こそが、特にキムにとっては向かい合って欲しかったんだろう。翌朝にさっと帰ろうとしたり、ケーキ入刀後にすっと手を引っ込める、母親の根は深い。庇護する父親の存在も、過去のことを思うと、キムにとっては苦痛でしかないだろう。妹と姉、そして母親と、女の血を見てるようで、何とも身につまされるような、生っぽくも痛々しかったです。あと、音楽が素晴らしいですね。劇中のNeil Youngの曲といいカントリーやらサンバやら、出演者に合わせたような多国籍な音楽がすごくよかったです。[DVD(字幕)] 8点(2009-12-20 00:02:32)(良:1票)
2. レスラー
《ネタバレ》 不器用で、大馬鹿で、自分勝手で、惨めで、痛々しい。自業自得と分かっていても、激しく胸を揺さぶられた。ミッキー・ロークが体現し、繊細に表現する部分も大きいのだろう。監督が彼の主演にこだわって制作してくれて、本当によかったと思う。圧倒的な孤独、忍び寄る老いと不安…同じものを抱えるキャシディと寄り添う場面は、儚くて脆くて、そして美しさがあった。悲哀と揺れを表現するマリサ・トメイも、素晴らしい限り。作品の多くを手持ちカメラで撮影しているせいもあって、ドキュメンタリーな感じに近い。色も抑えめでよかったし、リアルさがより演出されてました。また本物のレスラーが出演し、プロレスの裏側を描いている部分もあって、興味深い部分も多かったです。そしてエンディングに響く、ブルース・スプリングスティーンの歌声が素晴らし過ぎる!「辛いのは外の現実」最後、リングでのスピーチとすべてを確認し微笑む、その表情にビシバシ打たれ劇中ボロボロに泣いた上に、ゴールデングローブ賞受賞式でのミッキー・ロークのスピーチでも涙腺緩んだ大馬鹿もんの私なので、思い入れ強くこの点数で。[映画館(字幕)] 10点(2009-06-29 10:59:55)
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