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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. レッド・オクトーバーを追え! 《ネタバレ》 核ミサイルを搭載したソ連の潜水艦艦長の意図を探ってのサスペンス。 亡命の臭いを嗅ぎ取っての駆け引きがいろいろあってなかなか面白い。潜水艦ものはハズレが少ない。 ただ、ソ連艦長に最初から悪意がないであろうことが、配役で察せられてしまうのがちょっともったいない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-31 22:59:53)《改行有》 2. 恋愛小説家 《ネタバレ》 冒頭から作家の嫌味な偏屈ぶりがすごくて、いざこざを起こす隣人でなくとも腹が立ってくる。 ということは、キャラが個性的にうまく描かれているということだろう。 精神分析医に掛かっている主人公は、神経症的な症状で不自由な自分をもてあましている。 言わずもがなのことを言ってしまう不器用な男。 憎まれ口と空気の読めなさで人の神経を逆なでして怒らせてばかり。 キャロルといい雰囲気になっても、また場違いな発言をしないかとハラハラしてしまう。 こんなウザい変人はとんでもないと思っていたのに、いつしか肩入れしてしまう。 美男美女とはかけ離れた誰も羨みそうになかった二人が、最後は素敵なカップルに見えてくる。 この二人でラブストーリーが成立してしまうとは。 もうそれだけで不思議なマジックにかかった気分。[DVD(字幕)] 8点(2013-07-01 22:38:47)(良:1票) 《改行有》 3. レオン/完全版 通常版よりマルチダとレオンのシーンが増えて、二人の関係がより明確にわかる。 マルチダはストレートに恋愛感情を表現し、レオンにもそれに応える感情が芽生えているように見える。 二人の心が通い合って、マルチダを助けるために戦うレオンが鬼気迫っている。[DVD(字幕)] 9点(2013-06-19 00:12:39)《改行有》 4. レナードの朝 《ネタバレ》 以前に小説の『アルジャーノンに花束を』を読んだが、それとよく似ている。 臨床の経験がなく研究ばかりしていた医師の試行錯誤に生真面目な誠実さが見える。 覚醒して生の喜びを得た後だけに、再び症状を自覚したときの衝撃が倍加する。 病気が健康のありがたさを教えてくれるように、レナードの悲しい人生の追体験が生のあり方を教えてくれる。 普通に生きていることがどんなに尊いか、人生は喜びであり神からの贈り物――レナードの言葉が胸に蘇る。 レナードがポーラと別れのダンスで痙攣がおさまるシーンは感動的。 いつもながらロバート・デニーロの演技はさすが。 医師が彼女をコーヒーに誘ったラストは、レナードから学んだことが端的に表れていて後味の良い映画になっている。[ビデオ(吹替)] 9点(2013-06-10 00:21:17)(良:1票) 《改行有》 5. レオン(1994) 《ネタバレ》 奔放な少女に翻弄されるレオンがかわいく見えてくる。 無慈悲に人殺しを重ねてきたレオンが、調子を狂わされていく様子が楽しい。 結局、マルチダと関わらなかったらレオンが壮絶な死を迎えることもなかった。 他人からみればマルチダが疫病神にも見えるが、それでもレオンは人間らしい心を取り戻して幸せだったのだろう。 命をかけて少女を守ったレオンが切なくカッコいい。[DVD(字幕)] 8点(2013-06-09 02:08:01)(良:1票) 《改行有》 6. レザボア・ドッグス 《ネタバレ》 冒頭、6人のだらだらした会話。 それに続く、テーマ音楽とスローモーションが、たまらなくカッコいい。 一転して、銃で撃たれた血まみれの男を運ぶ車の中。 時間軸を前後しながら、次第に事態が明らかになっていく。 デビュー作だが、タランティーノの演出が冴える。 クライマックスで、銃口を交錯しながら向け合うシーンは、いかにも劇画的。 3人同時に相撃ちとは出来すぎだが、絵的にカッコいいんだから、この映画はそれでいい。[DVD(字幕)] 9点(2012-12-16 00:14:29)《改行有》
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