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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ロンゲスト・ヤード(1974) 《ネタバレ》 最近、70年代アメリカ映画をよく見てます。あんまりハンサムさんは出てこないけど(この作品のバート・レイノルズ、ちょっと渡辺哲に似てると思ったのは僕だけか?)、人間描写にコクがあって良いですね。この作品も、アメリカの人種問題や社会をさりげなくちりばめつつ、人間くさくて男臭くて汗臭い(笑)、熱~いドラマを見せてくれます。看守チームのコーチ、無茶苦茶ヤな奴だけど、ラストで引き金が引けなかったのは、試合を通して主人公と「分かり合えた」部分があったんじゃないかな。やっぱ男はぶつかり合いよ、パッチギよ、んで最後はワッショイワッショイよ(意味不明)![DVD(字幕)] 8点(2006-08-31 20:17:28) 2. ロックンロール・ハイスクール んっふっふ。ロジャー・コーマン監督のB級テイストとラモーンズの「スリーコードで行ったれ!」魂は妙に相性がいいのですね。ピストルズやクラッシュでは、こうはいかない。6点(2003-12-19 16:32:03) 3. ロッキー・ホラー・ショー ちゃちゃちゃちゃちゃちゃたぁーっちみー!むかーしTVで深夜にやっているのをチラッと観た時は「な、な、なんじゃこりゃー?」と思ったけど、今観てみると楽しくてキュートで、ちょっぴり切ないミュージカル映画でした。音楽がかっこよかったですね。ホラー映画に対するオマージュの部分なんかがよく分からなかったのが残念ですが・・・。きっとキリスト教文化圏の人にはこの反モラル的なデカダンがたまらないのでしょうね。それにしても特筆すべきはスーザン・サランドン!今の彼女もとっても魅力的だけど、この映画の彼女はお色気爆発!決してすごい美人というわけではないけれど(今でも魅力を失わずに第一線で活躍できるのは、そのせいもあるのでしょうが)素敵ですねえ。そりゃティム・ロビンスも惚れるわな。7点(2003-08-25 22:02:41) 4. ローズ 正直言ってラストまでは「おお、ベッド・ミドラーの声、結構ジャニスに近いなあ。でもジャニスそのものとはやっぱり違うし、ジャニスをモデルにしつつも「ローズ」という架空のロックスターにしたのは正解だな。」とか「それにしてもこれ、時代は60年代なのに音楽はあからさまに70年代後期の音だなあ。もうちっとサイケデリックな感じにしてほしかったなあ」とか「まあジャニスがモデルってことはオチは想像つくなあ。けっこうベタな流れだし」とか割と冷静に観てたんですが、エンドロールとともに静かに流れ出す「ローズ」を聴いた瞬間、不覚にもどばばーっと涙が・・・。この映画を進めてくれた女友達に言ったら「あたしも同じだった」と言ってた。むう、不思議。それにしてもローズ、そんなわがままかなあ?僕にはいわゆるスターという人種(最近はセレブなんてイヤらしい言い方をしてますね)がどんな気持ちかなんて想像するのも難しいことですが、彼女は(多分ジャニスもそうだったと思うけど)歌がとてつもなく上手くて、コミュニケーションがいまいち下手で淋しがり屋という以外はごくごく普通の女の人だったんだと思います。例えば、マドンナという人は音楽の才能だけでなく自己のマネジメント能力も優れている(ような気がする)けど、ローズはそんな風に器用にできなかったんですよ、きっと。で、ボロボロになって、クスリに手を出して、やっと理想の男性に会えても歌は捨てられなくて、ああいうことになったんじゃないでしょうか。60年代ってロックが急激に巨大化していく時期で、商業としてのきちんとした形がちゃんとできていなかったこともあってジャニスやジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソンみたいな悲劇のスターを生み出しちゃったんだと思います。別に破滅的な面にあこがれる気持ちはありませんが、いわば彼らは時代の落とし子であったと同時に犠牲者でもあったわけで、その人生には共感しました。そういえば、ジャニス・ジョプリンはその名もズバリ「ジャニス」というドキュメント映画があった様な気がします。そっちも観てみたいなあ。8点(2003-04-26 15:50:17)
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