みんなのシネマレビュー |
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21. ロボコップ(2014) 《ネタバレ》 1987年公開の風刺とバイオレンス満載で痛快だったオリジナルですが、それに忠実に作るのかと思いきや全くの別モンですね。ロボとして再生され人間としての自我を取り戻していくオリジナルと、最初から人間の意思を持っていたための苦悩や揺れ動く内面描写を中心に描いたリメイク。オリジナルは良い意味でファンタジーやお遊びが入ってましたが、今回はリアル志向に振っていて社会派っぽく、さまざまな人間模様、倫理観、道徳観に訴えるシーンもあり雰囲気が終始重々しい。高ぶる感情を制御されても、パズルの様に組み合わされている自分を見ても、人間らしく生きようとするマーフィと、彼を信じ支えようとする嫁と息子との家族愛が軸になってるのも見どころになるのかな。オリジナルの効果的かつテンションが上がるテーマ曲が、かなり微妙なアレンジになった上にどうでもいい場面で使われていたのと、ロボコップ自体のデザインも今風スタイリッシュといえば聞こえはいいですが、洗練されすぎていて面白みがないのが残念。新登場のバイクも安っぽいLEDが各所に配置されていて、田舎のビッグスクーターをイジってるお兄ちゃんのようだった。コレはコレで悪くはないんですが、圧倒的な悪もいないしアクションもカタルシスや爽快感がないからもどかしい感じ。エンドロールで、法と戦ったという曲『I fought the law』のTHE CLASH版(大好きなバンドです)を使ってますが、トンガリすぎてて映画の真面目な雰囲気に合ってないから、この曲を使いたいならオリジナルの方を流した方が良かった気がする。あ、カヴァーとリメイクをかけてる? 番組司会者役のサミュエル・L・ジャクソンが、らしい演技で毒を吐いて最後にドヤ顔で目をクワッと見開いてカメラを睨むのが面白かった。[映画館(字幕)] 4点(2014-03-14 19:45:14) 22. ロボジー 《ネタバレ》 ノスタルジックで愛嬌がある外見で中身が五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)演じるお爺ちゃんのロボット、ニュー潮風。面白そうな雰囲気はあるけど予告が全てという印象ですね。 ストーリーが進む上で暗黙の了解的な部分はおいといて、木村電機の三人組とロボットオタクの女子大生は狙ってやっているんだろうけど演技が無駄に過剰でギャグもほとんど滑っていてテンポも悪かった。誰にも相手にされない偏屈な老人が最初のステージの舞台裏で帰ってきた本物のロボットに足をかけて倒す底意地の悪さ辺りや、真実を語ってもボケたとしか思われない悲哀なんかは役者の雰囲気が抜群なので上手く表現できてた。でも真剣にロボット工学を学びだす三人組に感化され変わっていくにしろ収束感が薄いんだよな。ウォーターボーイズ、スウィングガールズ、ハッピーフライトは楽しめたけど今回は残念ながらノレませんでした。矢口監督はもっと物語の組み立てや演出など人間ドラマが巧かったと思うんだけどな。 有名な『MR.ROBOTO』の五十嵐カヴァー版とロボットや三人組の絵が流れるエンドロールは良い出来ですね。[映画館(邦画)] 4点(2012-01-17 21:32:59) 23. ローズ家の戦争 ロマンシング・ストーンの第三弾を作るはずだったのに、コレが出来てしまったのは残念。4点(2003-11-01 20:11:20) 24. ロストボーイ 当時としては、今風なヴァンパイアだったなぁ。4点(2003-10-18 20:37:42) 25. ロボコップ2 完全な失敗作。勿体無い。2点(2003-09-13 21:01:28) 26. ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝 アクションからギャグから全てが寒い。1点(2003-10-22 02:25:25)
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