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1. ローマの休日
《ネタバレ》 「不朽の名作」とは、この作品の為にある言葉だろう。
「色褪せる事の無い」も。まあ、もともとセピアだけども。
オードリーの茶目っ気、グレゴリーの品の良さ、
ロマンス、コメディ、冒険…、それら全てのサジ加減が絶妙。
何より、単純なハッピーエンドではないラストが残す余韻が実に素晴らしい。
ラストの記者会見の際、ライター型カメラの秘密をバラすのだが
この時代だからこそ「あら!それで撮ってたのね!もう!」で済む。
超望遠レンズで英王室キャサリン妃のプライバシーを侵害しまくっている
下品な現代においては「ステキなタネ明かし」にならないだろう。
お金になるだろうけどバラさない記者とカメラマン。
ずっと秘密にしましょう…という大人の判断。
洒落た言い回しで「安心して」と伝える彼の優しさ。
パパラッチのクズは、この映画を観て心を洗い直したらどう?。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-02 05:10:00)《改行有》
2. ロック・オブ・エイジズ
《ネタバレ》 主役の女の子が歌い出すと安心する。
この人のボーカル素晴らしいな…と思ったら、元々歌手の方でした。
失礼ながら他の人が歌ってるシーンは、脳内が自動的に
「元歌が聴きたいよモード」になってしまう。
Tクルーズは、好演だったのでは?。彼の持つ独特なオーラが上手く作用している。
「そういう感じのロックスター、ほんとに居そう…」と思わせる。
1番驚かされたのは、てっきり90年代ヒットだと思ってた
「Extreme」の「More Than Words」がギリギリ80年代だった事。
マジで?。月日の流れは、速いっスね。
「パート2(90年代)」「パート3(00年~10年)」なんてのもイ~かも?。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-02 05:06:47)《改行有》
3. ロスト・イン・トランスレーション
《ネタバレ》 「東京は、こんな風じゃない」と言う人も沢山いらっしゃると思いますが、
すみません、こんなもんですよね?。実にサエない東京の町並み。
他の映画で実際以上にカッコよく日本が写ってると嬉しくなったりするもんですが、
この映画は、そのまんまの正直な東京。雑多で汚く品の無いネオン、ダサいタクシー、
ゲーセンで太鼓たたいてる若者、変な英語のマッサージ女、マニュアル通りの病院受付、
違いが分からないメニューの写真、アホっぽいバラエティ、アホっぽい司会者。
あ~、恥ずかしい。これがローマ、パリ、ロンドン、ニューヨークだったら、
旅行者は、むなしい虚無感に襲われたりしないのでは?。
そういう街が持っている奥行き、歴史、活気が伝わって来るのだと思う。
この映画を薄っぺらと批判するより、東京という街の薄っぺらさに気が付きたい。
戦後ドタバタと作って来た子どもの街なのよ。ソフィア、見抜いたんだね。
それにしても、スカーレット・Jの美しさが際立つ。ごめんよ、こんな街で。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-07 02:19:48)(良:1票) 《改行有》
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