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1. LOGAN ローガン
《ネタバレ》 ローガンが老眼に!(◎_◎;) なんてダジャレはおいといて...まさか、アメコミ原作でこんなに重いドラマを見せられるとは思いませんでした。これまでのX-MEN関係はすべて観ていますが、本作については予備知識無しで鑑賞したので、ビックリです。
設定がいろいろ意味不明で、ローガンの治癒能力はどうなってしまったのかわかりませんが、何しろ最初から最後まで痛々しい。そしてプロフェッサー。先日はMr.ホームズでマッケランの老いの名演技を観てすごいと思いましたが、今度はスチュアートの心が痛むほどの名演技。そしてローラ役の子が、また良い演技をしています。途中まで全くしゃべらないけれども、心情がちゃんと伝わってきます。素晴らしすぎる。
最後のシーンで十字架をXにしていきますが、彼女を中心に次世代シリーズを期待...しても無理かなあ。[映画館(吹替)] 7点(2017-06-03 00:01:23)《改行有》
2. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
《ネタバレ》 初めて10点をつけます。それだけの価値がこの三部作にはあると思っています。原作ファンとしては、指輪物語が"まともな"映画として見られるなんて、それこそ夢のよう(バクシ版は無かったことにしてほしい)。そこかしこに見られる文字やセリフへのこだわり。中つ国の再現。随所で原作を忠実に再現しようとしているPJ監督はじめ関係者の心意気が伝わってきました。忠実といっても原作は原作、映画は映画なので、ストーリーや役柄の改編はあるのですが、底辺に流れる思想、世界観は原作のエッセンスを見事に表現しています。原作は3部作といっても、それは壮大な指輪世界のほんの一部。もっとその背景にある中つ国の歴史を知らないと、本当に理解することはできません。映画も同様に、映画だけで解釈するのはそうとう難しいものだと思います。それでは映画失格という意見もあるでしょうけれど、原作自体がそうなのです。原作、追補版、「シルマリルの物語」、「ホビット」とともに中つ国の伝承のひとつととらえれば、それはそれでありではないかと思うのです。それはともかくこの映画、何に感動したというと、3部作がサムのセリフで締めくくられたことです。原作ファンなら分かるでしょう。最後はあのセリフでなくてはならない。アラゴルンが戴冠して終わり、ハッピーエンド、めでたしめでたしではいけないのです。戦争映画じゃないんだから。それをPJはよく分かっている。映画のために戦闘シーンやアクションシーンを多めにしたけれど、本当に見るべきところはそこではないと。その、サムが子供を抱いて「帰ってきたよ」と言う、それまでの出来事がすべてこの一言に収斂するシーンで、一気に感動が押し寄せました。最後にこの映画、指輪ファンなら吹き替えで見てください。瀬田訳指輪に浸ることができます。[DVD(吹替)] 10点(2010-08-09 16:19:54)
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2 | 4 | 2.99% |
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3 | 17 | 12.69% |
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4 | 19 | 14.18% |
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5 | 16 | 11.94% |
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6 | 27 | 20.15% |
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7 | 20 | 14.93% |
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8 | 8 | 5.97% |
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9 | 12 | 8.96% |
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10 | 1 | 0.75% |
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