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【製作年 : 1920年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ロイドの要心無用 若いころリバイバルが盛んで、キートンに狂喜し、以後の公開予定のリストの新聞広告を切り抜いて眺めてはニコニコしていたものだが、全部は上映されなかった。客足がそれほど伸びなかったらしい。途中で立ち消えた。ロイドはもっと悲惨で、たしかこの一本だけだったんじゃないか。たしかにロードショー料金でリバイバルされるのは、映画好きにとってもかなり悩める状況で、評価の定まった古い名作より同時代の新作を見るべきじゃないか、と迷わされたものだ。そんなこんなで大型スクリーンで観た唯一のロイド作品(ビデオ・DVDで気軽に見られる時代が来るとは想像も出来なかった)。しかしこれに関しては、見てよかったと思っている。あの「とりあえず一階分だけのぼろう」という姿勢、その後の人生でしばしば思い返したなあ。ちょっと始めればなんかやれるもんなんだ、ということ。ほとんど座右の銘として心に残っちゃった。それも大スクリーンで観賞できたからかもしれない。コメディとしても、各階ごとに趣向があって、最後の風力計まで引き込まれること必定(ここで場内に拍手が湧き起こった喜びも映画館ならではの味)。都市が上を目指しだしたデパートメントストアの時代を告げているし、また広告の時代の到来でもあった。人集めが金になる時代になったのだ。スラプスティックとしても一級の作品だが、それらもろもろの時代の記録としても見事な傑作だったと言えるだろう。[映画館(字幕)] 9点(2014-02-02 09:13:26)(良:2票)

2.  ロイドの人気者 アメリカの最も良質の理想主義がある。チャップリンやキートンは最初から普遍性を持っているが、ロイドは「アメリカ的」ということを突き詰めて普遍性に至ったよう。上級生たちの残酷さに気づかぬロイド、状況を知らずに有頂天になっているロイド、しかしわずかのチャンスを生かして栄光に至る。アメリカではすべての人にチャンスが与えられているはずだ、というあの国の自負と、しかしそのチャンスを生かすのはおまえ自身だぞ、というあの国の教訓。個人主義の国の良さと厳しさ。仮縫いのままのパーティなど笑った。タップはやがて小津が真似するのではないか。ラストの試合が思ったほどじゃなかったけど、キックした球が風船と混ざって分からなくなっちゃうのがおかしい。自分が馬鹿にされていたと知ったときのあたりは、ホロッとさせられた。やっぱり人間努力だ。[映画館(字幕)] 7点(2012-11-11 09:52:48)

3.  路上の霊魂 演技法はやはり映画黎明期特有の大振りで、顔を手で覆って回顧したりする。本作は「低俗娯楽でない芸術映画を創るんだ」という意気込みで製作されたフィルムだから、とりわけ新劇臭が濃いのかもしれない(クリスマスのシーンなんかがある)。しかし姪にバイオリンを聞かせている樹に寄りかかっているカットの美しさ、なぞは普遍的な映画の「美しさ」に至っている。運命の分かれ道のカット、八木節の兄妹が去っていこうとしている道、伝明ら親子の帰郷の丘の上から見た道など、画面の奥に伸びていくカットに映画ならではの新鮮さが感じられる。あのお爺さんが小山内薫だそうで、太郎がこの監督の村田実、じいやの役がシナリオを担当した牛原虚彦とのこと。関係者一同がスタッフキャストを兼ねワイワイやっている自主制作的な手作り感に時代の息吹が感じられ、現在の我々には歴史的人物を動画で見られる興奮がある。オバサンでしか知らない英百合子が令嬢役。テーマは寛容と非寛容の対比で『イントレランス』の線。大正10年とはそういう時代だったんだろう。関東大震災より前だ。令嬢の想いが駅の太郎のとこに現われ、父のとこに息子(?)が、また落ちぶれた主人公のとこに若き主人公がバイオリン持って現われ、なんてトリック映像が当時の観客にはびっくりだったんだろうね。いやそうでもないか、目玉の松っちゃんの忍術映画など、彼らが目の仇にした「低俗娯楽映画」でもうその手の映像はさんざん見て、観客の目は新劇人より肥えていたはずだ。[映画館(邦画)] 6点(2011-06-06 09:57:30)

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