みんなのシネマレビュー |
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1. ローマの休日 もう何十年も昔に見た映画で、これほど私の好みにあった映画は他にない。 夢のようで、ロマンティックで、後味もよい。オードリーの美しさに参ってしまった私は、これ以来映画の虜になってしまった。[映画館(字幕)] 10点(2011-02-07 08:47:23)《改行有》 2. ロレンツォのオイル/命の詩 オドーネ夫妻の我が子に対する愛情、決してあきらめない底知れぬ努力、何とすばらしいことか。むずかしい専門用語がたくさん飛び交っても、ロレンツォの病気が一歩ずつ解明されていってる様子がよくわかる。 また携わっている医者や看護士、患者を子供に持つ親などの言っていることももっともだと思う。お互いに意見をぶつけ合い、実験し観察し研究し合っていく現実の姿がよく 描かれいると思う。 オドーネ夫妻を演じたニック・ノルティ、スーザン・サランドンをはじめ、病気のロレンツォやその他の人たち、もはや演技ではなくその役になりきった凄まじい映画だったと思う。 [DVD(字幕)] 9点(2011-08-11 10:38:36)《改行有》 3. 60歳のラブレター 黄色いハンカチならぬシーツに描いたラヴェンダーはさすがにやり過ぎだと思うが、優しさと心の温かさが込められた良い映画だと思う。思いを伝えるには見栄も外聞もない、体裁を気にする必要もない。へそくりで夫にそっとプレゼントしたギター、そのギターで妻の枕元で歌うビートルズの「ミシェル」夜の病室で歌うのはもってのほかという常識を越え感動が伝わってくる。[DVD(邦画)] 8点(2014-03-25 11:41:49)(良:1票) 4. ローズマリーの赤ちゃん 《ネタバレ》 この映画を見るまでは、ホラーらしいホラー映画を見たことがなかったので、映画館で大変な衝撃を受けたことを覚えている。何でもないストーリーに見えて、ぐいぐい引き込むすばらしい力を持っている。それまでは私は何でも物事を常識的に考え、悪魔が存在するなどとは夢にも思っていなかった。[映画館(字幕)] 8点(2012-03-29 21:02:29) 5. ロミオとジュリエット(1968) 《ネタバレ》 この「ロミオとジュリエット」は映画や舞台で何度も上演されたが、ホワイティング16歳とオリビア・ハッセー15歳の主役は、映画史上最も若いロミオとジュリエットであった。それだけ新鮮で瑞々しく原作の年齢に一番近いものであった。 当時オリビア・ハッセーの美しさは際だっており、映画上映前からすこぶる評判が高かった。それに今までの「ロミオとジュリエット」はどうしても、舞台劇(戯曲)のイメージが強く、この映画で初めて映画らしい映画になったのではないかとも思う。 テーマ曲も美しく、映画の雰囲気を余すところ醸し出している。ただ難を言えば、やや現代風になりすぎて、およそ中世らしくないことかもしれない。 [映画館(字幕)] 8点(2011-04-27 16:22:05)《改行有》 6. ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 王室スキャンダルと啓蒙思想による改革、こういった物語は誰を主人公にしてどこから見た物語にするかで、善人が悪人になり、悪人が善人になったりする。ストルーエンセは改革の先駆者であり野心家でもあったろう。ま、その辺は置いといてもおもしろく見応え十分な映画だった。[DVD(字幕)] 7点(2014-10-02 16:40:08) 7. ロミオとジュリエット(1936) オリビア・ハッセーの「ロミオとジュリエット」が若々しくロマンティックな映画だったのに対し、こちらはノーマ・シアラーやレスリー・ハワードら当時の名優をそろえ本格的な映画になっている。それもそのはず、監督は「風と共に去りぬ」や「マイ・フェア・レディ」のジョージ・キューカー、もう少し製作年代が新しかったら、さぞ豪華絢爛の「ロミオとジュリエット」になったのではないかと思うほど。脇役もジョン・バリモアやエドナ・メイ・オリヴァーら充実していてコケティッシュなおもしろさも感じる。しかし前半の堂々たる展開に較べ終盤は急ぎすぎで物足りない。そしてまた最大の難は、名優たちがすべて中年で、若き青年と乙女に見えないこと、お芝居だからとがまんするしかない。[DVD(字幕)] 7点(2014-04-11 06:20:41) 8. 六番目の幸福 《ネタバレ》 主人公グラディス・エイルウォード(エイルワード、アイルワード、アイルウォードとも表現がまちまち)の熱意と執念がすごい。伝道師の資格がないからと断られたにもかかわらず私費で中国をめざすのだ。それもシベリア横断鉄道を使って。たどり着いたところは伝道師はおろか白人さえ初めて見るような辺境の村、テン足禁止調査員を命じられたり、囚人の暴動を止めたり、とにかくどうしてここまでがんばることができるのか不思議でたまらない。だがこれが実在の女性の伝記というのだからすごい。映画でさえこうだから、実際の困難は想像もつかないくらいだろう。だが、それだけの熱意や執念がどこから生まれたのかとなると、映画では十分表されているとは思えない。イングリッド・バーグマンはもちろん熱演だが、この映画がロバート・ドーナットの遺作だと思うと心が痛む。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-08 21:55:05)(良:1票) 9. ロバと王女 「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」とくれば、次はこの映画「ロバと王女」、カトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカルで監督はジャック・ドゥミだ。ところが映画が始まってしばらくしたら、えっ近親相姦という意外な展開、ミュージカル部分もぐっと控えめ。だけどリラの妖精や魔法が出てきてやっと童話の世界だということがわかる。原作はペローの童話だけど、お姫様に王子様が出てきたり、結婚問題に難題を出したりするところは他の童話にも似ている。ということで、物語のあらすじはほぼ見えてくるのだが、まあ悪くはないだろう。大きく期待をせず、深くつっこまないで見るとなかなか良し。それにしても魔法とは便利、最後は未来の国からヘリコプターまで調達してくるのだから驚き。[映画館(字幕)] 7点(2012-09-29 05:49:20) 10. ロシュフォールの恋人たち 《ネタバレ》 何十年も昔、サウンド・オブ・ミュージックからメリー・ポピンズ、シェルブールの雨傘と立て続けにミュージカル映画を見続けていた時代に、つまづいた映画がこの映画だった。どうしても好きになれなかったのである。今回DVDが発売になって改めて鑑賞し、どうにか点数アップしたが・・・。 この映画はどちらかと言うとウエストサイド物語に似ている。ストーリーより歌と踊りという感じだ。それが私に合わなかったのかもしれない。しかしそれも何十年ぶりかに見て、許せるようになったのかもしれない。 それぞれの恋人たちがめぐり逢いハッピーになるのに、ドヌーブとペランだけはと思っていたら、最後にヒッチハイクで乗り込んできた・・・。昔見たときはこの結末を見ていなかった。 それともうひとつ、チャキリスはウエストサイドで知っていたが、変なおじさんがジーン・ケリーだったとは今の今までわからなかった。不覚 [映画館(字幕)] 7点(2011-04-16 08:22:01)《改行有》 11. 路傍の石(1964) 《ネタバレ》 私は子どもの頃に、映画「路傍の石」を見たが、この映画ではない。制作された年代からすれば、おそらく1955年の映画ではないかと思う。(路傍の石は戦前1回、戦後3回制作されている) 以来数十年、ようやく探し求めたのがこの1964年版のDVDであるが、極めて重要な「汽車が走ってくる鉄橋の枕木にぶらさがるシーン」が割愛されている。このシーンがあるからこそ、次野先生の自分自身を大切にせよという「吾一とは我は一人だ」の意味が生きてくると思うのだが・・・。 しかしそれを除けば、さすがに文部省推薦映画らしいできばえである。「奉公」とか「辛抱」などという言葉を知らぬ世代にはぜひ見てほしい映画である。[DVD(邦画)] 7点(2011-03-17 22:15:34)《改行有》 12. 6才のボクが、大人になるまで。 12年間とり続けることも大変だけどそれを1本の映画にすることはもっと大変なことだと思う。子どもの成長がどうなっていくかの興味で見ることはできたが、映画としてはさほどおもしろいものには感じられなかった。米国文化に馴染みがあるともっと違ったものになったかもしれないが・・・。[映画館(字幕)] 6点(2015-03-02 19:39:05) 13. ローマの教室で ~我らの佳き日々~ ローマのある公立高校、クールな女性校長、若き熱血補助教員、それと情熱を失った老教師、この3人の教師がそれぞれ問題のある生徒、卒業生と関わり合う。そのふれあいが3人の教師を変えていくのが妙である。それと日本とイタリアでは教育に対する姿勢や考え方が随分違う。私たちも外国の教育を見て、日本の教育をもっと幅広く考える必要があるのかもしれない。[映画館(字幕)] 6点(2014-10-22 00:37:00) 14. ロボジー 途中までまずまずだが中盤過ぎた頃からやり過ぎ、大学のロボット研究会あたりは目も当てられない。この辺まで来ると後はどうにでもなれといった気分になってしまう。[DVD(邦画)] 6点(2013-12-21 10:55:27) 15. ロープ 昔見たときはハラハラしたような記憶があるが、今見ると動機なき悪趣味殺人という他ない。演劇と見ればフィリップとブランドンの好対照な性格がおもしろいのかも。[DVD(字幕)] 5点(2015-01-20 20:55:32) 16. ロボコン 映画の進行はロボットの動きみたいにぎこちなく湿っぽかったが、競技自体はアイデアに満ちあふれおもしろかった。蜘蛛型ロボットやムーンウォーカーなど、いろいろな高専の知恵と工夫がすばらしい。携帯にドリルで穴を開けたのにはびっくり。[DVD(邦画)] 5点(2014-01-04 08:05:45) 17. ロマンス X わかるようでよくわからない女性心理だ。セックスを拒否しても、出産にも立ち会えない男って、何を考えているのだ。[DVD(字幕)] 5点(2013-09-06 11:51:36) 18. ロミオとジュリエット(1954) 《ネタバレ》 建物とか踊り、音楽といったものは中世の雰囲気がよく出ていると思うし、情景も美しい。そしてストーリーもすっきりしていてわかりやすい。 しかし、ロミオとジュリエットが愛を語る場面は夜なのに明るすぎてぶちこわしだし、主演の二人にももう少し魅力がほしい。また戯曲の世界だから仕方ないのかもしれないが、たいした決闘シーンもないのに一突きで簡単に死んでしまうのもあっさりしすぎではなかろうか。総じて盛り上がりに欠ける。[DVD(字幕)] 5点(2011-04-27 15:51:11)《改行有》 19. ローラ殺人事件 つっこみどころが多いばかりか、登場人物に好感が持てない映画だ。サスペンスにしては、はらはらするところもないし、謎解きという場面も少ない。だいたいこの手の映画は後でなるほどと思わせる伏線があるものだがそれもない。 警察の捜査はずさんで被害者を間違えるし、捜査も勝手に部屋に上がり込んでいじくり回す、基本がなっていない。 見所といえば、美しいローラだけか。その美しさに惑わされた物語なのだろうか、刑事まで公私混同。そして最悪なのは犯人を逮捕せずに撃ち殺したこと、いかにも米国、銃社会らしい。[DVD(字幕)] 4点(2011-09-07 22:59:03)《改行有》 20. ロード・オブ・ザ・リング 最初の方だけおもしろいというか、これから壮大な物語が始まるのだという期待感があったが、徐々におもしろくなくなって、とてつもなく長く感じた。 映画館で、このように早く終わってくれと思った映画は初めてだった。[映画館(字幕)] 4点(2011-04-25 21:32:17)《改行有》
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