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プロフィール |
コメント数 |
1907 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
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1. ローマの休日
コメディー要素はおてんばなヒロインという設定だけで、ほぼ純粋なラブストーリーもの。
王女役のオードリーは、いろいろな女優さんを頭に描いても、
彼女以外ないだろうと思われるほどのハマリ役で、相手役のグレゴリー・ペックもカッコいい。
ストーリーはオーソドックスだが、ラストは恋愛物ではあまり類を見ないパターンで、
その演出は秀逸だった。自然な流れがリアルな切なさを醸し出し、
なおかつちょっぴりほろ苦い静かな余韻まで残してくれる。
モノクロでも作品の質は決して下がらないが、内容としては絶対にカラーで撮るべきだった映画。
カラーにすると主役二人の影が薄くなるから、という理由らしいが、それはちょっと・・・。
まあ、いろいろと裏事情があったのだろう。とにかくこの映画の良さはラストに集約されている。
映画好きなら誰もが観ている名画。お薦め。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-25 11:40:07)《改行有》
2. 老人と海(1958)
まるで絵物語を読んでいるような映画。
全体的にはほのぼのとしていて鑑賞後の後味は決して悪くないのだが、
やはりインパクトが弱かったのか、印象は薄い。
どうも全編を通じてナレーションでお話を展開させるという構成が、多分に影響したようだ。
ドキュメント映画とは違うので、ナレーションばかりに気を取られ、物語に集中しづらかった。
合成映像も見栄えが非常に悪い。内容自体は良質なんだけどね。[DVD(字幕)] 4点(2011-07-28 06:06:35)《改行有》
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