|
1. ロシュフォールの恋人たち
《ネタバレ》 小生もこの映画には100点か1000点くらい付けたい。人生最高の映画。DVDも持っていてもう50回くらいは見たであろうか。圧倒的な人間讃歌・人生讃歌・恋愛讃歌。映画というか芸術を、制作者の頭や心の中にある理想の世界観(「妄想」とも言い換えられる)を作品という形に昇華させることと定義するのであれば、この作品ほどそれに成功した作品はないように思える。見るときはいつも、冒頭の広場のシーンでポールダンスみたいな棒を使ったダンスの後、パステルカラーのヴェールに身を包んだ女性たちが横から跳ねてやってくるシーンあたりで、なんだか自分の中でスイッチが入って、その後は「ロシュフォール的世界観」の中を2時間近く浮遊している感じで、この浮遊感がたまらなく気持ちいい。音楽も最高だし、街も人もパステルカラーと白に統一し、カメラの端の方に写っている人にも全て踊らせて、世界観を完全に構築しているのがポイント。ストーリーの適当さやジーン・ケリーとチャキリス以外のダンスの粗さも、この映画にはむしろプラスに働いているような気がしてならない。[映画館(字幕)] 10点(2011-07-06 12:47:01)
0 | 1 | 1.22% |
|
1 | 2 | 2.44% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 1 | 1.22% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 6 | 7.32% |
|
6 | 10 | 12.20% |
|
7 | 24 | 29.27% |
|
8 | 22 | 26.83% |
|
9 | 11 | 13.41% |
|
10 | 5 | 6.10% |
|
|
|