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プロフィール |
コメント数 |
827 |
性別 |
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メールアドレス |
sankei_o@olive.freemail.ne.jp |
自己紹介 |
あたしは見ている映画は数あれど、 思い出せずにREVIEWが出来ません(笑) 我が心の師である、淀川長治氏の”愛ある批評”を目指していますが ストレスが溜まってるのか、最近は毒舌が多くなりました(笑) そんな愉快な奴ですが、お見知り置きを
好きな映画ジャンル 戦争映画、コメディ映画、ドキュメンタリー映画 スポーツ映画、実話系映画、
苦手な映画 スプラッタ系ホラー映画 (子供の頃に失神して以来、トラウマなんです) 最近のハリウッド系映画
”特に”好きな映画監督 チャールズ・チャップリン、黒澤明 80年代前半までのスピルバーグ、ジョン・ランディス マイケル・ムーア、井筒和幸、大林宣彦
好きな役者 懐かしい名前しか出てこないので書きません(笑)
好きな映画評論家 淀川長治(本当に評論家の究極な方でした) 荻 昌弘(視点と分析力、好きな映画への熱弁が素敵な方でした)
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1. 笑の大学
あたしも、舞台を見たクチなんですが、舞台という閉塞された空間でのシチュエーション・コメディ(というかファルス)を映画化するという点で、三谷幸喜は3本の映画の脚本を書いているが、今回の映画が一番上手くいってない様に思いました。勿論、映画にした方が舞台で判らなかった部分とかもちゃんとフォローされてる訳ですけど、舞台だと、そこに演者の力量が問われてくる、こういう部分で役所広司は舞台での向坂役の西村雅彦がダブって見える程、見事なくらい嵌っていましたが、【恭人】さんと同じで、稲垣吾郎はミス・キャストだったとしか思えなかったです。やはり、映画・舞台での絶対的な経験差があって、”これが近藤芳正だったら・・”と思わず呟いてました。(舞台では椿役が近藤芳正でした)稲垣は三谷に似た感性を持った様な風貌があるだけに、演じきれなかった感じがあってとても残念です。
全体的には三谷的なこれまたちょっと見では判らないような演出が盛りだくさんで、あたしは面白かったのですが、残念ながら気付く人が相変わらず少ないですね。演出的には三谷のくどさというより監督の演出のくどさがだったのかなぁ、あたしは星護は名前しか知らなくてテレビでも見たことが無かったので判らないのですが、【恭人】さんと【あにやん】さん の言ってる事を受けると、なんとなく理解ができた気がします。
7点(2004-11-22 22:00:35)《改行有》
2. WASABI
みんな酷評だけど、あたしはそれほどでも無かったですよ。ハリウッドのふざけた日本観に比べれば、良かったんじゃないかなぁ。ただ、あの変な色使いやどんなセットにも日本情緒を感じさせる変なモノがあるのは感心しなかった。あの弁護士の事務所は何度見ても変だよ。(笑)個人的に感心したのは、日本ロケについて殆ど日本人スタッフを利用してたことで、ある意味、日本のクリエイターにもいい刺激になったと思う。それを今後に生かして欲しい。それからベッソンのシナリオ自体にかなりアクがあるんだけども、どうもそれを監督が上手く汲み取っていないようにも思える。クラウジックじゃ仕方が無いのかな。全体的に見ると、広末涼子の海外進出のためのプロモーションとしてはいい出来だったと思う。なんやかんや言われてるけど、ヒロスエは演技が上手くなってるし、表情の出し方も良かった。モモ役のあの人が可哀想だったなぁ。あの人のコメディのセンスが非常に良いのがわかるんだけど、この映画ではコメディ・リリーフどころじゃなくなってるんだよ。多分ヨーロッパならあれでOKかもしれないけど、日本だと環境が違うから引くよね。シナリオのプロットはベッソンらしいと言い切ってしまえばそれでおしまいになってしまう。センスは悪くないけど、変な方向に話が吹っ飛ぶあの感覚はちょっとなじみ難いです。7点(2002-02-25 19:46:08)
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