みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. わるいやつら 《ネタバレ》 意外に堪能させてもらいました。とにかく艶っぽい片岡孝夫がいい。どうしようもなく身勝手で悪いやつだが、何か悲哀を感じさせるというか。藤田まことや梶芽衣子と話すときだけ繰り出される関西弁も、妙に生々しくていい感じ。それにあの長髪。これが当時の流行だったのかと思っていたら、最後の最後にバッサリ切られたとたん、急にしょぼくれたオヤジになっていました。なかなか見事な演出じゃないかと。 対象的に松坂慶子はいまひとつ。一貫してお上品すぎて、最後に「実は~」と言われてもあまり説得力がありません。この作品におけるヒロインは、間違いなく宮下順子でしょう。[CS・衛星(邦画)] 8点(2022-04-11 23:51:36)《改行有》 2. ワーキング・ガール 超久しぶりに再見。とにもかくにも、オープニングにもエンディングにも有名なテーマ曲とともに象徴的に登場するツインタワーを見ると、胸がザワつきます。テロの前と後とでは、ニューヨークの景色も、そこで働く人の心象もずいぶん変わったんだろうなと。そういえばハリソン・フォードが眠っているメラニー・グリフィスの顔を見て「美しい」とか呟くシーンがありますが、「それはない」と思ったのは私だけではないはず。テロの前と後とでは、美人の基準も大きく変わったのかもしれません。 ストーリーはどうでもいいのですが、シガニー・ウィーバーにもう少し花を持たせてあげでもよかったんじゃないかと。 特筆すべきはケヴィン・スペイシー。この人だけは、テロの前も後も変わらず通常運転でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-17 01:58:25)《改行有》 3. ワン・フロム・ザ・ハート ベッタベタなメロドラマ。自分ならヒロインよりナスターシャ・キンスキーのほうが絶対いいと思うんだけど、まあ蓼食う虫も好き好きということで。これがコッポラの作品かと思うと、なんだか哀しくなります。[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-11-23 01:28:00) 4. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 《ネタバレ》 ネタバレ的なことを書くのは嫌いなんですが、ラストの笑顔の意味について、私なりに解釈してみます。あれは、焼死体が替え玉であると見抜き、ウッズが生き残ったことを確信した笑みだったのではないでしょうか。もともとデ・ニーロはウッズを死なせたくない一心で内通したわけですから。またウッズも、デ・ニーロが見抜くことを見越して焼死体を使い、生き残ったというメッセージを伝えたのだと思います。ついでに言うと、清掃車に飛び込んだ(ように見せかけた?)のもウッズの替え玉だと思います。ここで伝えたかったのは、もう二度と会わない(会えない)ということ。つまりウッズは同じ手を二度使って、デ・ニーロと“言葉以上の会話”をしていたんじゃないでしょうか。そう考えると、かなり重厚な友情物語になりませんか? ちなみに私が観たのは完全版です。[DVD(字幕)] 8点(2005-04-10 00:43:07)(良:3票)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS