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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 惑星ソラリス 《ネタバレ》 タルコフスキーは、歳とって観ると、いいんだなぁ・・(しみじみ) この映画を観て、手塚先生は、火の鳥のSF版の構想練ったんじゃないかなぁと思える。 頭脳を持った惑星っていうのがいい。 宇宙船のクルーのイメージを物体化するという惑星。 個々の抱くイメージのお客がくる。 果たして、主人公には死別した奥さんが現れる。 このお客との接し方が、惑星との対話になるんだね。 で、ラスト、この惑星が、地球人をどう受け入れたかが分かる。 いいよね~[DVD(字幕)] 8点(2024-02-18 19:46:57)(良:1票) 《改行有》 2. ワイルド・ギース 《ネタバレ》 これは分厚い作品だぞ。人を集めて、戦う。「7人の侍」から脈々と引き継がれる戦争アクション映画の「特攻大作戦」のパターンかな?と思っていたが、上層部の裏切りにあい、彼らが戦地に置いていかれるところから、話は変わってくる。韓国映画の「シルミド」テイストだ。(創られたのは本作品がずっと前なのだが・・)個性ある面々が一人また一人と死んでいく。皆、それぞれに見せ場はあるのだが、左とん平に似た男が政治家を背負って逃げて、体に何発もくらうシーンに、政治家を背負う民衆の優秀さを見た。そしてリチャードハリスのあのシーン。泣いたよ。この作品は、政治家の口からさりげなく鋭いメッセージを言わせている。前のレビュワーさんのコメントで知ったが、そうでしたか、「12人の怒れる男」の脚本家でしたか。こういう硬派な作品を描ける人って今、いるだろうか?[DVD(字幕)] 7点(2011-12-03 15:33:27) 3. ワンダラーズ 《ネタバレ》 カウフマン監督は良いですよねぇ。「ライトスタッフ」「存在の耐えられない軽さ」にしても確かな手腕を感じます。この映画はキャラクターの個性が漫画のように出ていて、それで青春時代にありがちなグループ間抗争をオールディーズにのせて描くから最高です。この映画の主人公の目にうつる世界観って万国共通なんですかね。自分らもこんな感じでした。それほど喧嘩が強いわけではないが、寄ってくる女性もいて、頭の中は、やることばっかり。時に友を裏切るが、結局仲直り。中には自分探しの旅に出る奴もいるし、口先だけの寂しがり屋の感受性の強い奴もいて、男の友情は永遠なりと思うんですね。ま、どこに行っても最後に戻ってくる場所は、この時期の仲間だったりするわけです。リーダー格はグループで一番最初に結婚して「青春」が終わるんです。ホント、お約束ですよね。おそろいのジャケットもまたお約束で気持ちがいいくらいです。[ビデオ(字幕)] 8点(2011-07-11 07:30:34)(良:1票) 4. わらの犬(1971) 《ネタバレ》 有名な映画なので、ストーリーは大体知っていたが、やはりムナクソ悪い。奥さんにしてみれば、こんな田舎にきたら、そりゃする事はそんなにないのだから、旦那は奥さん大事にしてやんなよ。もし、大事にしてやってたら、ひ弱なインテリ旦那にも奥さんは力強い味方になってくれたと思う。仮に村の男性が欲情してやってきても、別の展開になっただろうと思う。自分としてはそういう展開の映画こそ観てみたい。「愛と宿命の泉」みたいな感じかな?でもこの男性、よく寝取られていると分かっていて、冷静でいられるよね。そんなに勉強好きなら、もっと別のタイプの女性を選べって!って。まぁ暴力シーンの溢れた、現代の映画に慣れてない人が観たら、ショックがでかかったろうなぁ。自分は「時計じかけのオレンジ」がそうだった。で、作家性のある映画にのみ込まれていったもん。これを先に観たら、まずペキンパーの作品を最初のうちに全部観たろうなぁ。[ビデオ(字幕)] 6点(2010-01-18 16:36:23)
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