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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 ある男女の23年間を、7月15日という一日だけを切り取って見せるという手法は確かに斬新だが、時間軸をシャッフルした『500日のサマー』なんかに比べると、どうもメリハリに欠ける。例えば、友人関係を続けていた二人が、一方の離婚を機にベッドインすることになるのだが、その日が〈7月15日〉ではないという理由から、口頭で語られるだけで肝心のシーンは描かれない。でも恋愛映画で二人が結ばれるってものすごく大事なことだと思うのだが、それをカットしちゃうってどうなの?(決してアン・ハサウェイの裸が目当てで言っているのではない)ラスト10分は衝撃的過ぎて思わず椅子から飛び上がったが、切なさを残した終わり方は嫌いではない。でももうちょっとこの設定を活かせていたら、恋愛映画の新たな名作になりえたのに…。[DVD(吹替)] 5点(2012-11-27 07:47:18) 2. わが母の記 《ネタバレ》 もっとシリアスで暗い作品を想像していたが、意外と笑えるシーンもあり、いい意味で観やすい映画だった。とにかく樹木希林の演技を見るだけでも価値がある。ここまで役者の演技に引き込まれたのは久し振りだ(これで日本アカデミー賞を取れなかったら、もう授賞式を見るのやめる)。ところで、主人公一家が裕福な家庭であることに違和感を感じる観客もいるようだが、本作のテーマはそんなところにはないでしょ?それはただの設定であって、じゃあ登場人物が貧乏だったら「良い映画」になるのか?って話。彼らはお金持ちだったから、家族で認知症のおばあちゃんを看ていられたのかもしれない。でも子が親を看るのは当たり前の話で、これが理想の家族の姿だよね。母親は幼い子供の幻影を追い、息子はそんな母親を背におぶる。息子にとって、母親というのはやはり特別な存在なのだ。[映画館(邦画)] 8点(2012-05-21 07:29:08) 3. ワイルド・スピード/MEGA MAX 《ネタバレ》 あまりにもカラッポな内容に頭が痛くなるが、興奮度は高い。前作のカーチェイスシーンはCG臭くてイマイチだったが、今回は結構頑張ってます。クライマックスの金庫強奪→街路爆走も凄いが、ヴィン・ディーゼルとザ・ロックの〈ハゲマッチョ〉対決なんか、もう怪獣映画のノリ。その上、ザ・ロック様が「俺もやるぜ」みたいに突然仲間入りするのだから、もう勝手にして!(笑)ところで日本語吹き替え版で観ていたら、一人だけ声の演技が下手な人がいると思ったら、武井咲ちゃんだった…。アイドルを声優に使うのはよそう。ちなみに、ザ・ロックはジャック・バウアーかよ![ブルーレイ(吹替)] 6点(2012-03-07 00:39:53)(笑:2票) 4. わたしを離さないで 《ネタバレ》 内容をよく知らないで観たのだが、こんなSF的な映画だとは思わなかった。やや突飛な印象を受ける設定だが、この独特の世界観には魅かれるものがある。これはもうひとつの『ブレードランナー』とでも言うべき作品ではないだろうか?レプリカントたちは叛乱を起こしたが、本作の少年少女たちはただただ運命を受け入れることしかできない。「私たちが救う命と私たちと何が違うのか?」そんな問いを発しつつも、それは虚しく波の音に吸い込まれてしまう。こんな哀しくて美しい映画は観たことがない。カズオ・イシグロの原作も読みたくなった。[DVD(字幕)] 7点(2011-11-09 23:31:32) 5. 私の優しくない先輩 このテンションで2時間続くのか…と、映画が始まって5分もしないうちに後悔したが、最初の30分を乗り切れば結構楽しめた。もう若くはないので、こういう青春ドラマは少しばかり面映いのだが、海荷ちゃんがとにかく可愛いので観て良かったと思う。特にヒロスエの名曲をカバーしたエンディングテーマが素晴らしすぎる。そこだけなら8点は献上したい。[DVD(邦画)] 6点(2011-02-27 01:35:24)(良:1票)
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