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1. ワールド・オブ・ライズ
DVDレンタルして再視聴して評価が変わりました。腰を据えて観るほど評価が上がる作品ですね。まず、中東がどういう雰囲気なのか肌で感じることができるのがスバラシイ。
世界中で起きるテロと一体どう戦えばいいのか、目に見えない戦争を闘うCIA、現場のCIA職員の過酷さと米本土でのCIAの温度差、それよりさらに温度差のある日本人の自分、という構図と価値観など、様々な事を考えさせられました。そんな混沌とした中で己の立ち位置や生き方を決めた、ラストのフェリスの選択がイイですね。
そういやワタシはディカプリオとラッセル・クロウがずっと苦手だったのですが、この映画でOKになりました。ディカプリオが黒髪だったのと、ラッセル・クロウが20キロ太ったせいかな?20キロ太らせてもこの役をラッセル・クロウにやらせたかったリドリー・スコット監督は正解なのでしょう(笑)衛星を使った見せ方もウマイです。
以下↓がTVでサラッと観た時の感想です。
う~ん。ディカプリオって実力ある俳優さんだったのですね。上目使いがいい感じの太っちょラッセル・クロウに食われずに、しっかり主役を張れてました。観客に魅力的に見せるのが難しい役だったと思いますが、ちゃーんと魅力的でしたよ。
今までちょっぴりバカにしててスマン。ディカプリオ、キミは魅力ある俳優さんだ。
ラッセル・クロウもディカプリオも地味な役なんだけど、しっかり説得力を持つ人物に演じられてました。お二人ともなかなかイイ役者だったのね。それを認識できた映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-10 00:58:06)《改行有》
2. わらの犬(2011)
《ネタバレ》 都会VS田舎、成功者VS失敗者、知性派VS肉体派?
両者の間には埋められない深い溝があり、決してわかりあう事はない。
わかりあえない者同士は、傷つけあい、最後には殺しあうしかない。どちらかの息の根が止まるまで。…そんな結論を感じました。
現実のアメリカでは両者は棲み分けができているハズですが、映画は妻の故郷に執筆のためにやってきた、というイレギュラーなケース。
しかし、いくら妻の故郷でも、あんな南部のド田舎へ行くかなぁ…?偏見や風習が強く排他的で余所者はすごく住みにくそうって、外国人の私でも想像がつくのに。田舎は自然がいっぱい~田舎の人は素朴で優しい~などの、陳腐な幻想があったの?
それとも、都会っ子の夫には、どこへ行っても自分のペースが通用するはず、ロスの常識はアメリカの常識だ~などの勘違いがあったの?
そんなバカには見えないので、この場合は、仕事で頭がいっぱいで深く考えなかったのと、リサーチ不足、妻の説明不足、等だったのかも。
しかしまた、この妻がバカ…。
ほとんど半裸でジョギングするわ、トップレスになって挑発するわで、レイプされても自業自得と観客が思うように描かれてます…。
この妻にしてもコーチの娘にしても、なんでこう性的な挑発をやたらするのか。女が性被害にあっても、自分も悪いんだから仕方がないよね、と思わせる為?
それともアレか。
妻の元彼は元ヒーローだが、現在はただの日雇いの肉体労働者。
妻もチアーの女王だったが、現在は売れない女優で、なんとか結婚で成り上がった女。という「わらの犬」だから?
「わらの犬」は、男は力、女は色しか武器を持たず、それが通用するのは若さがある短い時だけ、て事が言いたいのかな?
私は、夫がジャガーでやって来ようがカードで支払いをしようが、「鼻持ちならない都会人」とは全く思いませんでしたが、それらに縁のない人間たちは、「見せびらかしていやがる」と思うのですね…。でもそれ、単なる持たざる者の醜い嫉妬ですから。
嫉妬をして相手を下に見ようとして、集団でからかったり嫌がらせをしたり、幼稚で頭が悪くて、本当にこの映画の街の人間たちにはうんざりしました。
夫は自分の頭と実力で成功したんだから、妬むなよって。
なので、攻撃してきた「わらの犬たち」を全滅させ、夫が生き残る、というラストは正しいです。 ハイ。[DVD(字幕)] 5点(2012-11-29 11:44:41)《改行有》
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5 | 60 | 27.15% |
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6 | 54 | 24.43% |
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7 | 26 | 11.76% |
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8 | 8 | 3.62% |
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10 | 3 | 1.36% |
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