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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 若おかみは小学生! 《ネタバレ》 「ハァァ?高坂希太郎の劇場版アニメが、小学生の若女将モノ?」と、最大限の訝しみを以って今作に挑んでみたわけですよ私。 とりあえずテレビ版での予習をしてみた所「萌えみ満載な少女がマジカルなナニでキャハウフフするアニメ」ではないようで、一安心。 というか令丈ヒロ子原作の児童小説をアニメ化との事。見当違いな杞憂も甚だしいわ私よ!失礼。で、劇場版を改めて鑑賞。 …なんだろうなぁ。単なる「かわいい!」や「かなしい!」「たのしい!」でもなく、端的に「ハートフル」と言ってしまうのも、なんか違うような気がする。そうさのう…健気で静かなエネルギッシュ、とでも言えばいいのかな。そこに純朴でありながら美しい作画や美術、練られた脚本、演者の熱意なんかも合わさって、とんでもなく卓越されたなエンタメに仕上がったというか。 ラストシーンで神楽を舞うオッコ、真月、ウリ坊、美陽、それらを見守る観客の慈愛あふれる視線が、圧倒的な感動を呼んだように思う。 鑑賞者に彼女らのその後に思いを馳せさせるようなサッパリとしたエンディングも、見事だった。[DVD(邦画)] 8点(2019-04-15 01:13:10)(良:1票) 《改行有》 2. 私の優しくない先輩 「またもや日日日原作の実写映画化、しかもアニメ作家が実写映画に挑戦てアホですか…」と呆れ果て、1ミクロンの期待もせずに観たのが幸いしたのか(災いしたのか)、非常に面白かった。 「らき☆すた」や「涼宮ハルヒの憂鬱」など、個人的にゃあまり得意ではないアニメを作る監督なだけに、意外な一面に驚きを隠せぬ私です。 チープながらも嫌味のない軽妙な脚本や、安易に泣かさない演出、エンディングの一発長回し撮りもお見事でしたが、川島海荷のヘソがやはり一番神懸かり的だったなぁ。(だいなし)[DVD(邦画)] 8点(2011-04-25 14:23:29)《改行有》 3. ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 このゾンビ(?)映画に於ける生存攻略・レベル1は「インフルエンザの予防接種など、受けてはいけない」でしょうか。 20年前に結核を患って以来、無病息災な人生を謳歌している私には、ちょっと厳しいワールド・ウォーである。[DVD(字幕)] 7点(2014-04-28 02:46:49)《改行有》 4. 藁の楯 ビー・バップ・ハイスクールの作者でもある原作者・きうちかずひろが「実写作品として制作したくとも、映画監督としての実績もコネもカネもない。漫画として描き上げようにも、自分はそこまでスキルのある漫画家じゃないし。(涙)」と、原作のあとがきで語っていたのを思い出します。映像化、おめでとうございます。 元々「現実的か否かで言うと、ギリギリ・アウト」な原作なのですが、その好奇的かつシンプルな筋立ちを、(若干の差異はあるものの)余計な手心を加えず実写化した点に、先ず好感。 クズ男役に藤原竜也というキャスティングは、なんというか良くも悪くも方程式と化してきましたね。[DVD(邦画)] 6点(2013-09-23 02:56:45)《改行有》
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