|
プロフィール |
コメント数 |
369 |
性別 |
男性 |
年齢 |
45歳 |
自己紹介 |
旧大河内です。最近全くレビューしてません。そろそろ復活したいです。
|
|
1. 我が家の楽園
BSのアカデミー特集で観ました。フランク・キャプラのヒューマニズムはいつ見ても自分を勇気付け,元気にさせてくれる映画である。この作品も、登場人物の言葉の軽快なやり取り、自由主義、楽天主義といったキャプラの魅力が存分に発揮された傑作でしょう。そして、上流社会に対するチクッとした皮肉と、人生とはなんたるものかという問いかけも見逃せない。いやー、いい映画を観たという気分にさせてくれました。キャプラとジェームス・スチュワートのコンビはやはりいいいですねー。 CG全盛の今の時代にこういう映画がほしいです。9点(2004-02-11 00:10:42)
2. 若者のすべて
ヴィスコンティのネアリアリズムの大傑作でしょう。しかし、この後の「山猫」からはじまるデカダンス映画の要素も先取りしていることも家族の崩壊というテーマから伺えます。バロンディ家は悲しいほど、どん底へと堕ちていく、この厳しくも辛い現状をヴィスコンティは入念に描き切っている、これはほんとにすごいことです。クラウディア・カルディナーレ アランドロンという一流スターが素晴らしい演技をしているとこも好きです。 そして、ヴィスコンティ一流の映像もまだ完成段階ではありませんが、気合が入っています。10点(2004-02-06 00:24:30)(良:1票)
3. 悪い奴ほどよく眠る
「これでいいのかー!」っていう最後のセリフに心底共感した。このやるせない気持ち、確かに受け取ったよ。悪魔のような森雅之もいいなー。9点(2003-09-26 23:22:58)
4. 惑星ソラリス
クリスが人間へ再生していく所が興味深かった。妻、母、父への愛を取り戻していく姿に感動した。また、映画自体の独特の世界観、映像美が素晴らしいし、 時の描き方が長回しや固定画面の多用によって監督独自の感性で描かれており、否応にも同じ時間を共有させられてしまう点が見事だ(特に象徴的なのが、バートンが運転する車が高速道路を走るシーンである。長回しで延々と車の中を撮影することで、バートンが感じる「時の厳しさ」を観る者もバートンと同じように感じてしまうのだ)。タルコフスキーの映画で不可欠な水も忘れてはならない大切な要素である。母親との思い出を描いた回想シーンのなかで出てくる癒しの水、過去を象徴する水溜り、時のリズムを刻む水の音、水と触れ合うクリスやその妻ハリー(水と触れ合うというのは時間の非可逆性の中で生きるタルコフスキー的人物像を描く上で不可欠な要素)など、水の使い方が「時間」という観念をうまく表現しており、水の流れが未来へと流れ込むことによってタルコフスキー映画は完成するのである。そして、地球への帰還がそのまま惑星ソラリスへの残存となってしまうラストには驚嘆せずにはいられなかった。驚きと興奮が連続する映画であることは間違いない。 すごい映画である。10点(2003-09-24 22:41:03)(良:1票)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 7 | 1.90% |
|
2 | 7 | 1.90% |
|
3 | 5 | 1.36% |
|
4 | 14 | 3.79% |
|
5 | 44 | 11.92% |
|
6 | 54 | 14.63% |
|
7 | 77 | 20.87% |
|
8 | 70 | 18.97% |
|
9 | 44 | 11.92% |
|
10 | 47 | 12.74% |
|
|
|