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プロフィール |
コメント数 |
73 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://6018.teacup.com/337/bbs |
年齢 |
53歳 |
自己紹介 |
心の機微が感じられる作品が好きです。 絵に携わる仕事をしていますが、映画を映像面から語ることが苦手です。 映画の社会的道徳は常に考えますが、基本的にエンターテイメントを冒涜するようなツッコミはしないのが観客のモラルだと思っています。 全体のバランスよりも、ただのワンシーンにノックアウトされたい。 |
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1. 私は「うつ依存症」の女
原題がプロザック・ネイション。「マッチスティックメン」でニコラス・ケイジが
処方されていたのもプロザックだった。主流の精神安定剤であることがわかる。
映画はさながら、この薬の販促映画になってしまっている。
原作小説の著者エリザベス・ワーツェルは「うつ病への理解を」求めて執筆した
そうだが、残念ながら映画はその主題をクリアしたとはいえない。
うつ病の症状を並べただけの内容になっており、快方へ向けての努力をしない主人公に
は怠惰や甘えが感じられてしまう。
主演のクリスティーナ・リッチの熱演は評価したいが、演出やカメラが追いついて
いない印象だ。役者の演技だけに負うのではなく、絵で感じさせる工夫が必要に思う。
うつ病の経験者にとっては共感できる映画ではあるが、そうでない者との間にある
理解の壁が、この映画をきっかけに壊れることはない。
結論は「プロザック飲めばいいじゃん」になってしまうことだろう。6点(2004-06-09 09:43:17)《改行有》
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